●パソコンの寿命?
一か月分の給料つぎ込んでパソコン買ったんだし、
十年、二十年は持つよね?
保証の切れ目が縁の切れ目なんだからねっ!
★ポイント
パソコン。
最近では高いものはかなりお高く、
安いものはかなりお安くなっています。
安いものを買ったならともかく、
高いものを買ったなら、長く動いて欲しいと思うのは
人情というものでしょう。
では実際、どれくらいまで、
その買ったパソコンが使えるのかといえば……
実のところ、決まった寿命はありません。
まずは、所有者によって変わります。
次に、ラップトップ(いわゆるノートパソコン)か、
デスクトップかでも変わってきます。
その差異を述べる前に、
まずはパソコンの種類を説明しましょう。
パソコンには大きく分けて、
汎用部品マシンと、特殊部品マシンがあります。
汎用部品マシンとは、そこらへんで普通に売っているもの、
すなわち汎用性のある統一規格で作られた部品を
使って作られたマシンです。
特殊部品マシンとは、そのメーカーが特殊に作った部品を
組み合わせて作られたマシンです。
ちなみに、デスクトップマシンは基本的に
汎用部品を組み合わせて作られています。
どこかが壊れたら、その部品を適当な場所で買ってきて
まっとうな方法で交換さえすればまた普通に動きます。
一方ラップトップマシンは基本的に
特殊部品ばかりを組み合わせて作られています。
そのため、どこかが壊れたとしても、
普通の人ではパーツを手に入れることができないので
修理はメーカーなどに依頼することになります。
次に、先に述べたパソコンの寿命を変化させる所有者には
二つのタイプがあります。
一つは、パソコン本体に詳しいタイプ。
もう一つは、パソコン本体に詳しくないタイプです。
では、それを踏まえた上で、
パソコンの寿命について見ていきましょう。
パソコンの寿命を一番長くできるのは
所有者がパソコン本体に詳しい人間で、
デスクトップパソコンを使用する場合です。
この場合は長いと15年くらいはもつかもしれません。
上でも述べましたが、デスクトップパソコンは
汎用部品の組み合わせで作られています。
モニターが壊れたら、モニターだけ買ってきて
付け替えればまた使えますし、
HDD(ハードディスクドライブ=データ記憶装置)が
壊れたとしても、HDDだけ買ってきて
付け替えて使うことができます。
マザーボードやCPUが壊れたとしても、
数が出回っているのでそう短くない期間、
中古で手に入れるなどしても組み替えて
使用することができるのです。
一方、パソコンの寿命が一番短くなるのが、
パソコン本体に詳しくない人が
ノートパソコンを使う場合です。
この場合の寿命は、1年ちょっとか
3年ちょっと、5年ちょっととなるでしょう。
ただ、安いノートパソコンを買うか、
高いノートパソコンを買うかでも
多少寿命は変わってきます。
実際は『パソコンの寿命は、修理代金による』と
言ってしまったほうが正しいかと思います。
それを説明していきましょう。
たとえば、5万円でノートパソコンの新品を買ったとします。
保障期間はショップ保障で3年間つきました。
これで、3年間は壊れても直してくれるので
その間は確実に使い続けることができます。
でも、3年過ぎて故障したら?
たとえばこのパソコンのディスプレイ(液晶画面)が
保障期間の3年を過ぎた1か月後に壊れました。
ディスプレイのパネルは修理すると8万円くらいかかります。
さて、そのパソコンを修理に出しますか?
……普通なら、たぶん修理には出さないでしょう。
新品を5万円で買って3年間使ったのですから、
修理に8万円出すのなら、新しいパソコンをまた5万円で
買ったほうが安上がりになってしまいます。
つまりこの場合の寿命は、
(寿命)=(保障期間3年)+(部品代5万円程度が壊れる期間)
となるわけです。
もうすこし簡単にすると、
(寿命)=(保障期間)+α
です。
でも、もし本体が20万円のノートパソコンなら。
保障期間は同じく3年間ですが、保障期間後に
ディスプレイを2回修理しても16万円。
本体を買い換えるより修理を出したほうが
安上がりで済みます。
つまりこの場合の寿命は、
(寿命)=(保障期間3年)+(部品代20万円程度が壊れる期間)
となり、これをもうすこし簡単にすると、
(寿命)=(保障期間)+α
です。
本体が5万円でも20万円でも、
(寿命)=(保障期間)+α
となりますが、20万円の+αのほうが、5万円の+αよりも
長くなります。
ただ、このプラスアルファは、マシン個々によって
かなり差が出ます。
運のいいマシンであればそれこそ10年使えるかもしれませんし、
運の悪いマシンであれば3年過ぎの2週間で
壊れてしまうかもしれません。
つまり、買ったパソコンが確実に使えると言えるのは、
修理保障期間内だけ、となってしまうのです。
ただ、パソコン本体に詳しくて、
修理に手を貸してくれる人が常にそばにいて、
ノートパソコン本体自体が修理手順書も公開していて
修理部品も通販で売ってくれるようなものであれば
パソコンの寿命は延ばすことができます。
ですが、周りに修理できる環境がない人の場合は、
パソコンの寿命=修理保障期間と同じ
と考えるのがわかりやすいと思います。
ですので、購入の際に修理保障に入れるのであれば、
もっとも長いものに入っておくことをおすすめします。
一か月分の給料つぎ込んでパソコン買ったんだし、
十年、二十年は持つよね?
保証の切れ目が縁の切れ目なんだからねっ!
★ポイント
パソコン。
最近では高いものはかなりお高く、
安いものはかなりお安くなっています。
安いものを買ったならともかく、
高いものを買ったなら、長く動いて欲しいと思うのは
人情というものでしょう。
では実際、どれくらいまで、
その買ったパソコンが使えるのかといえば……
実のところ、決まった寿命はありません。
まずは、所有者によって変わります。
次に、ラップトップ(いわゆるノートパソコン)か、
デスクトップかでも変わってきます。
その差異を述べる前に、
まずはパソコンの種類を説明しましょう。
パソコンには大きく分けて、
汎用部品マシンと、特殊部品マシンがあります。
汎用部品マシンとは、そこらへんで普通に売っているもの、
すなわち汎用性のある統一規格で作られた部品を
使って作られたマシンです。
特殊部品マシンとは、そのメーカーが特殊に作った部品を
組み合わせて作られたマシンです。
ちなみに、デスクトップマシンは基本的に
汎用部品を組み合わせて作られています。
どこかが壊れたら、その部品を適当な場所で買ってきて
まっとうな方法で交換さえすればまた普通に動きます。
一方ラップトップマシンは基本的に
特殊部品ばかりを組み合わせて作られています。
そのため、どこかが壊れたとしても、
普通の人ではパーツを手に入れることができないので
修理はメーカーなどに依頼することになります。
次に、先に述べたパソコンの寿命を変化させる所有者には
二つのタイプがあります。
一つは、パソコン本体に詳しいタイプ。
もう一つは、パソコン本体に詳しくないタイプです。
では、それを踏まえた上で、
パソコンの寿命について見ていきましょう。
パソコンの寿命を一番長くできるのは
所有者がパソコン本体に詳しい人間で、
デスクトップパソコンを使用する場合です。
この場合は長いと15年くらいはもつかもしれません。
上でも述べましたが、デスクトップパソコンは
汎用部品の組み合わせで作られています。
モニターが壊れたら、モニターだけ買ってきて
付け替えればまた使えますし、
HDD(ハードディスクドライブ=データ記憶装置)が
壊れたとしても、HDDだけ買ってきて
付け替えて使うことができます。
マザーボードやCPUが壊れたとしても、
数が出回っているのでそう短くない期間、
中古で手に入れるなどしても組み替えて
使用することができるのです。
一方、パソコンの寿命が一番短くなるのが、
パソコン本体に詳しくない人が
ノートパソコンを使う場合です。
この場合の寿命は、1年ちょっとか
3年ちょっと、5年ちょっととなるでしょう。
ただ、安いノートパソコンを買うか、
高いノートパソコンを買うかでも
多少寿命は変わってきます。
実際は『パソコンの寿命は、修理代金による』と
言ってしまったほうが正しいかと思います。
それを説明していきましょう。
たとえば、5万円でノートパソコンの新品を買ったとします。
保障期間はショップ保障で3年間つきました。
これで、3年間は壊れても直してくれるので
その間は確実に使い続けることができます。
でも、3年過ぎて故障したら?
たとえばこのパソコンのディスプレイ(液晶画面)が
保障期間の3年を過ぎた1か月後に壊れました。
ディスプレイのパネルは修理すると8万円くらいかかります。
さて、そのパソコンを修理に出しますか?
……普通なら、たぶん修理には出さないでしょう。
新品を5万円で買って3年間使ったのですから、
修理に8万円出すのなら、新しいパソコンをまた5万円で
買ったほうが安上がりになってしまいます。
つまりこの場合の寿命は、
(寿命)=(保障期間3年)+(部品代5万円程度が壊れる期間)
となるわけです。
もうすこし簡単にすると、
(寿命)=(保障期間)+α
です。
でも、もし本体が20万円のノートパソコンなら。
保障期間は同じく3年間ですが、保障期間後に
ディスプレイを2回修理しても16万円。
本体を買い換えるより修理を出したほうが
安上がりで済みます。
つまりこの場合の寿命は、
(寿命)=(保障期間3年)+(部品代20万円程度が壊れる期間)
となり、これをもうすこし簡単にすると、
(寿命)=(保障期間)+α
です。
本体が5万円でも20万円でも、
(寿命)=(保障期間)+α
となりますが、20万円の+αのほうが、5万円の+αよりも
長くなります。
ただ、このプラスアルファは、マシン個々によって
かなり差が出ます。
運のいいマシンであればそれこそ10年使えるかもしれませんし、
運の悪いマシンであれば3年過ぎの2週間で
壊れてしまうかもしれません。
つまり、買ったパソコンが確実に使えると言えるのは、
修理保障期間内だけ、となってしまうのです。
ただ、パソコン本体に詳しくて、
修理に手を貸してくれる人が常にそばにいて、
ノートパソコン本体自体が修理手順書も公開していて
修理部品も通販で売ってくれるようなものであれば
パソコンの寿命は延ばすことができます。
ですが、周りに修理できる環境がない人の場合は、
パソコンの寿命=修理保障期間と同じ
と考えるのがわかりやすいと思います。
ですので、購入の際に修理保障に入れるのであれば、
もっとも長いものに入っておくことをおすすめします。