父母がぼちぼちとパック旅行に出かけます。
最近はもっぱらバスですが、まともなところはちょっとだけ、
あとはろくでもないところにばかり時間をかける上、
常に出発時間におびえるような旅行の何が楽しいのかわかりません。
なんでそんなものに、と訊ねたら、
他に足がないから、とのことでした。
たしかにうちには車もないし、わたしもろくに運転はできません。
パック旅行の行程を見ていると、
ここにいくなら近くのそこにもよればいいのにとか、
こっちを省いて別のところにしたほうが楽しそうなのに
と思うこともよくあります。
友達とのドライブなら行けるというのが
なんとなくわたしの基準になっていましたが、
車が使えないとなると一気に難しくなるというのがわかりました。
東京に住んで、普通に暮らしている分には、
車なんてなくたって基本的には困りません。
逆に車があっても街場では駐車場がなかったり、
あっても結構な料金がかかったりして使うのも難しいことが多いです。
それをごく簡単に丸めて、『東京暮らしには車は要らない』と
言い切ってしまってもいいと思います。
でも、だからと言って、車が運転できなくてもいいということは
決してないのだといまさらわかりました。
どこかに旅行に行く、どこか電車の便の悪いところに旅行に行く
となった場合、車はとても便利です。
なんなら最初のほうは電車を使ったとしても、
駅からレンタカーを使うだけでも自由度がぜんぜん違います。
東京暮らしにしても、最終的に車は持たないにしても、
免許は持っておくべきだし、
何より車をちゃんと運転できるようにしておくと
何かと便利だと思い知りました。
わたしもまともに運転する技術があれば
暇なときにどこかにドライブに行ったりしたかったです。