あさ。出発は8時くらいなので6時に起きました。
外を見ると日がのぼりかけで、
空が薄いむらさきと白、オレンジととてもきれいな色。
これは撮らないと! とカメラを構えますが、
窓はどこもあかず、ガラスに映るのは自分の姿とカーテンです。
部屋の電気を消してみますが、変わりませんでした。
そこで外に出て撮ってみたものの……
高さが違うので木などにはばまれて、
思ったように撮ることができませんでした。
◆◆画像12-10-23_001◆◆
ホテルの朝の食事はバイキングでした。
いろいろとめずらしいものもあり、楽しめました。
りんごのジャムは夜でなく朝だったかもしれません。
ほかにも赤いなにかのジャムがあり、
いろいろとパンで食べました。
お刺身もおいしかったのですが、いかんせん冷たいです。
冷たいものを出先で食べてしまうと
おなかにダイレクトアタックされそうだったので
ちょっと食べてチェイサーで熱い紅茶を流し込みます。
夜に出てくれればご飯とおさしみメインでいけたのに、残念です。
さて。出発すると、周りは山と森と畑。
とてもいい景色です。
住んで暮らすのは嫌ですが、見る分には大変いいです。
そしてバスは十三湖へ。
◆◆画像12-10-23_002◆◆
しじみで有名らしいです。
真ん中に島があって、そこまでにけっこう長い橋が
かかっていたので渡ります。
ここもなかなかいい景色でした。
◆◆画像12-10-23_003◆◆
休憩所のようなところでは、楽器を弾いている人がいました。
スコップとせんぬきでスコップ三味線というものがあると
ガイドの人が言っていましたが、
てっきり三角ほうきとピックでエアギター的な
エアー三味線のポーズだけの遊びだと思っていました。
でも、ほんとうにそれで音を出していたので驚きです。
あれが冗談じゃなかったとは……
それからまた走り、竜飛崎へ。
山道をにょろにょろと進んでいきます。
竜飛といえば竜飛海底駅など、昔いきましたが
あの上の部分です。
◆◆画像12-10-23_004◆◆
途中に咲いていた花。見たことがない感じでした。
あとで聞いたところによると、チコリという花だそうです。
どこかのペットボトルお茶、そうけんびちゃ の中でうたわれる、
チコリ がこれだとか。
こういう薄い紫がかった青はとてもきれいで好きです。
バスを降りたらちょっと歩いて竜飛崎に到着。
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下のお店では巨大まぐろが!
◆◆画像12-10-23_006◆◆
しげしげと見てみると、とても大きいです。
こんなのが一本釣りで釣れるらしいですから、
釣ったときの手ごたえや感動はすごいでしょうねえ。
うちももっと大きければ、こんなオブジェを玄関前に
飾ってみたいものです。さかなは大好きです。
それから階段国道とやらへ行きます。
国道と名前がついていても、車が通れないのはめずらしいのだそうです。
わたしは車に詳しくないので、へー、ふーん ですが。
◆◆画像12-10-23_007◆◆
階段で下まで行きました。
行くのはくだりでいいですが、上るのにめげました。
長くなると階段は危険です。
そして、津軽鉄道へ。
◆◆画像12-10-23_008◆◆
これは電車の番組で見た記憶があります。
冬はストーブ列車みたいなのがあり、
ストーブ車はそれ専用の特殊車両のようです。
電車を降りたら、太宰の家へ。
◆◆画像12-10-23_009◆◆
太宰治といえば無理心中で、死んだのは立川にも流れている玉川上水です。
三鷹もよく行きました。
そして今回生まれた場所にいったことで、
太宰の生まれにも死にも間接的に触れて、
なんだか妙な気分を味わいました。
そして、家の中に入ると微妙な気分を味わいました。
……広いです。とにかく、家が広いです。
家がこんなに金持ちで、こどものころから裕福な暮らしで。
なのに自分から死ななきゃいけないなんて、
どれだけぬるい人生送ってるんでしょうか。
この金持ちが! とか嫌な気分がふつふつとわいてきます。
まあ、金持ちだからこそいい教育も受けられて
思考もでき、思想にふける時間もあって、
金持ち病で死んだ、とも思えますが。
蔵のべっこう細工の髪飾りのようなものは、すごかったです。
宝石などはまったくわからないわたしでも、
ちょっと欲しくなりました。
見た後は、帰りの電車です。
新青森駅から新幹線に乗ります。
◆◆画像12-10-23_010◆◆
乗り物にはまったく興味がなかったので
とりあえず写真をとってみただけでしたが、
これはE5系はやてとかいうものらしく、
この10月に走り始めたらしい、新しい車両だったみたいです。
緑のエクレアっぽいです。
そんなこんなで、戻ってきました。
帰りは夜もそんなに遅くなかったのでよかったです。
一泊二日だと、どの日も家とつながっていて
行程が無駄な感じがしますが、意外と気楽なのでよかったです。
結構たのしい旅行でした。