藤堂俊介の雑記帳

メモから原稿まで何でもあり。

今年残念だった電卓の話

2023-12-28 11:02:22 | 電卓

今年残念だった電卓の話

12月28日、従来テレビ番組は今年の重大ニュースといった内容が毎年のように放送されていた。ということで、今年残念だった電卓の話をしようかと。

それは2011年CASIOから登場した《ツイン液晶電卓》が製造完了したこと。製品としては12年続いた。それでも現行モデル加算式電卓DS-120TW、DF-120GTより短かった。

売れなかったのであろうか?それとも画面が2つあることなのか?メモリの操作が一般電卓と異なっていたのだろうか?

このツイン液晶電卓は、使い慣れると非常に便利で、現在表示されている数値を別画面に取っておける点である。メモリを使った複合計算の場合、計算の後にメモリキーを押してしまえば内容が変わってしまう。そのため数値の内容が変わってもらいたくない計算の場合は再度入力しかなかった。


問題はこの電卓の操作方法に慣れてしまった場合である。後継機がないのであるから、また別の一般電卓の操作系に戻るしかない。一度慣れてしまうと別の操作系になれるというのは難しい。これからデザインや色は変化したとしても操作系を変えた。製品は出ることがないと思われる。

電卓という製品は使い慣れてしまったら別の操作系に移る。つまり、別の会社に移るというのは非常に難しい。在庫を探すか?中古を探すかという手段しかない。







平方根

2023-12-27 10:11:21 | 電卓



平方根
最近の一般電卓には平方根がついていないという機種が増えてきました。日常生活では使わない事務計算では使わないだろうという理由なんでしょうか?

それはともかく、平方根は中学校の数学つまり、義務教育でも習いますから省かなくてもコストは変わらないと思いますが。電卓を使って良いと資格試験の中には平方根を使わないと計算が進まないという内容もありますから、資格試験が受ける前は電卓持ち込みができるのか?それと、計算問題に平方根がついていないか、よく確認して電卓を選ぶことにしましょう。

もしそれを気づかずにうっかり試験場に行くということはないでしょうが人というものはうっかりというものがあります。2台持って行くか?もし1台しかない場合は、開平法を思い出して紙に書いて電卓を駆使して筆算で計算するということしかないでしょう。後は鉛筆を転がして運を天に任せるということも考えられますが、それをやめておきましょう。

実生活では全く平方根を使わないといえばそうでもなくコピー機の縮小拡大の中には√2や√3が使われています。例えば71%縮小コピーというのは√2の半分、141%拡大コピーは√2、86% 縮小コピーは√3の半分。173% 拡大コピーは√3が使われています。

中学校時代語呂合わせて覚えた、《ひとよひとよひとみごろ》や《ひとなみにおごれや》《ふじさんろくにおうむなく》《なにむしいない》《さいむに》を思い出せれば平方根がない。電卓でも簡単な平方根を伴う計算はできるでしょう。これらは√2、√3、√5、√7、√10を語呂合わせ。この5つを組み合わせると平方根キーがなくてもある程度対応できます。







時間計算キー

2023-12-26 10:25:44 | 電卓





時間計算キー
高速バスに乗っていて風景を眺めていると高速道路上に数字が書いてある看板が立っていることに気づきます。キロポストと言われる起点からの距離を示すものです。

1キロごとに緑地に白文字で整数になっている看板は1キロメートル単位です。そのほかは0.1キロメートル単位に立っています。

最初の緑地整数の看板から次の緑地整数の看板が来るまで、つまり1キロメートルの時間が分かれば走った1キロメートルの平均時速が分かります。

例えば36秒だったとしたら時間計算キーのある電卓ならば、1÷36秒=とすれば100。時速100キロメートルが分かります。

時間計算キーは、分は60分の1、秒は3600分の1として計算されます。整数部分は10進数です。なぜ、整数部分も60進数にしないのかと疑問に持たれたと思う方もいるかもしれません。

ただ、60進数を使うのは日常生活においては時間だけですから。そのように疑問を持たれた方はほとんどいないと思います。

電卓の時間計算は先ほどもあげたように60分の1。または3600分の1として処理されますので、例えば60分の1を10進数にすると0.01のあとに6が循環します。そのため計算する数値によっては若干の誤差が生じることがあります。これは電卓の故障ではありません。電卓をはじめとした計算機は無限に数値をいれることは無理ですからどこかで妥協が必要です。