今年残念だった電卓の話
12月28日、従来テレビ番組は今年の重大ニュースといった内容が毎年のように放送されていた。ということで、今年残念だった電卓の話をしようかと。
それは2011年CASIOから登場した《ツイン液晶電卓》が製造完了したこと。製品としては12年続いた。それでも現行モデル加算式電卓DS-120TW、DF-120GTより短かった。
売れなかったのであろうか?それとも画面が2つあることなのか?メモリの操作が一般電卓と異なっていたのだろうか?
このツイン液晶電卓は、使い慣れると非常に便利で、現在表示されている数値を別画面に取っておける点である。メモリを使った複合計算の場合、計算の後にメモリキーを押してしまえば内容が変わってしまう。そのため数値の内容が変わってもらいたくない計算の場合は再度入力しかなかった。
問題はこの電卓の操作方法に慣れてしまった場合である。後継機がないのであるから、また別の一般電卓の操作系に戻るしかない。一度慣れてしまうと別の操作系になれるというのは難しい。これからデザインや色は変化したとしても操作系を変えた。製品は出ることがないと思われる。
電卓という製品は使い慣れてしまったら別の操作系に移る。つまり、別の会社に移るというのは非常に難しい。在庫を探すか?中古を探すかという手段しかない。