登った山:猿山(1000m)小僧山(972m)三蓋山(1013.0m)長沢頭(1022m)手引頭(1014m)
平成29年11月6日(月) 天候:晴 メンバー:kawa山、おじナベ山、M山 所要時間:6時間57分 距離:GPSにて計測=km
--------------------------------------------------------------------------
①太郎杉から06:53---②尾根に乗る---③主尾根08:08---④稜線歩道へ08:41---⑤ツゲ峠09:05---⑥長沢の頭09:43---仁王立ちブナ09:58
---⑦手引頭10:13---⑤ツゲ峠11:38---⑧三蓋山12:07---⑨猿山への分岐点12:30---⑩滑沢峠12:46---ワサビ沢経由13:08---出発点へ13:50
--------------------------------------------------------------------------
2017/11/6(月)
滑沢渓谷にある
太郎杉裏から②尾根に取付き
取付き尾根の750m付近までは結構勾配が急でヒ~ヒいいながら登り上がり
このキノコをよく見かけます。見た目は美味しそうに見えるのですが・・・
③標高930mで主尾根に合流し南西方向へと進みます。
天気は晴れマークでしたが生憎富士山は顔を出していません。
ピノキオみたいなブナだ。(見える人にだけ見えるのです)
今年、ブナの黄葉はいまいちで茶褐色に変色しています。
そんな中、カエデ系の紅葉が目立ちます。
こんな感じ
で、ツゲ峠付近のブナの墓場はすっかり朽ちて苔+アセビ広場に変わってしまっていますが、見てください。
金網で囲われた部分に笹が密集しているではありませんか。察するにブナや笹の再生がかなわないのは鹿の食害が原因なんでしょう。
金網付近の笹はご覧のように鹿が細かい目の網を食い破り届く範囲で笹を食い散らかしているのが解ります。
伊豆のブナは実を沢山落としていますが、実から芽が出ても鹿にすべて食われてしまうので再生できないのでしょう。
このままだと全滅です。
毒のあるアセビやシキビの成長が目立ち行く手を塞いでしまっています。
いたるところでアセビが忍び寄ってきています。
痛ましいのは仁王立ちブナが倒れてしまっていたこと。
以前の面影まったくありません。
朽ちた幹からカエデ系が幹を伸ばしているのにはビックリ
それにしても朽ちて変わり果てた仁王立ちブナよ。(2007年時の 2011年時の仁王立ちブナ 2014年時の仁王立ちブナ )
⑦手引頭にやってきました。
Y山の山名板が新しくなっていました。
このタコブナも・・・心配です。
手引頭付近の黄葉を見ながらエネルギ補給し引き返します。
⑥長沢頭もひどいもんで山名板探すも見当たりませんでしたよ。
左側に見えている木はブナとヒメシャラの木が合体しているんです。
⑧三蓋山手前の横たわったブナがサイに見えました。
滑沢峠を下りワサビ沢へ、途中の道はほぼ消滅していました。
出発点の太郎杉に戻り
踊り子温泉会館にて汗を流し帰宅しました。
おじナベ山さんと同級生のISOです。
Gガイド養成講座で、Yさんと話をしていたら、M山さんの話題が出ました。「静岡百山」制覇も近いとか・・・。
変わりゆく伊豆の山の様子がよくわかりました。
また、ヤツガシラが出たらお教えください。
今後ともよろしくお願いします。
過去撮ったブナの様子や網を設置したばかりの時と現在を見比べると変化が一目瞭然なのが面白いです。
衰退していくブナ林を網で広く囲えばひょっとしてブナ林が再生するかもしれません。
静岡百山はあと低山ばかりなのですが浜松以西の山が最後まで残った要因は遠いところなんでいっぺんに踏破しようと考えているところです。