一月下旬から便の周りに血が付くようになりようすをみていたものの、二月に入ると頻繁にトイレに走っては血まじりの粘膜便。
おしっこのでも悪い。2月2日かかりつけのどうぶつ病院へつれていったものの便の検査をしても細菌、異物等の異常は見つからず
2週間分の薬をもらい様子を見ることになった。びり君の便の状態は相変わらず血混じりの粘膜便が続いたため2月16日病院へ。
レントゲンを撮る。診断は前立腺肥大により腸を圧迫したための腸壁の炎症。2月17日去勢手術。血液検査。
一週間分の薬をもらい翌日退院。びり君は元気があり食欲もあるのになぜ血便が止まらないのか・・・先生に連絡するが様子を見るように言われる。
術後も、粘膜血便、しぶり(ウンチはでないのにトイレに行っては息張る)行動、やけに細い便、は続き日増しに酷くなる。
2月24日病院 腹部の触診と薬の処方。「癌ならもうとっくに死んでしまっている」との事でこれといった処置はなかった。
チョロチョロと出る血混じりの粘膜便に何度も何度もトイレに走る毎日。ネットで検索するけれど病状、手術、結果までわかるような
症例がみつからなかったこともあり、セカンドオピニオンを考えている矢先でした。
3月13日の朝いつものようにしぶっていると突然カリフラワーのように
ボコボコした腸が飛び出てきてしまった。大きさは500円玉くらい。
あわててかかりつけの病院へ行ったが、肛門から出たものを見て、ここまで大きな直腸ポリープ手術をしたことがないとの話で、
救急病院を紹介してもらった。レントゲン撮影。血液検査。飛び出した腸は押し戻され肛門を縫われ(きんちゃく状)てる。
救急病院には今までのレントゲンと血液検査の結果とカリフラワー状のもろくなってた部分の直腸腫瘤ホルマリン漬け検体をもっていった。
3月14日救急病院入院即手術かとおもっていたら、肛門付近の直腸手術は術後のリスクが高く、むずかしい手術であることを
告げられる。検体を検査に出し良性か悪性かわかってから手術方針を決定することになった。
ポリープが広い範囲でできてないこと、ポリープ自体が小さいことであれば薬投与で治療していけるそうだ。
炎症性ポリープはダックスにかかりやすい特有の病気だそうです。もっと早くわからなかったのかとたずねると
発見しずらいとのことでした。3月19日内視鏡検査。病理組織学的診断書の結果良性。内視鏡検査は
全身麻酔。検査後もうろうとしているびり君と面会。点滴をして高酸素室にはいってる。
3月23日金曜日、腸を肛門から反転させて腫瘍をとる。この手術のリスクは肛門部分を縫うため
細菌、ばい菌が入りやすく化膿してなんども切らなくてはいけなくなるかもしれないこと。
びりくんが術後の肛門付近の違和感になれずに 半月 半年 としぶり行動をしてしまうかもしれないこと。
直腸粘膜をきりとるためのちのち余った腸壁が狭窄をおこしバルーンで何回も腸を広げないといけなくなるかもしれないこと。
腫瘍は再発の可能性があること。
明日手術 一時帰宅中のびり君は元気だし食欲もある。粘膜血便は相変わらずつづいている。完治を祈るだけだ・・・
つづく。