「最近は、何か人の感情を煽る事件が起こると、犯人捜しが行われ、犯人の素性が暴かれ、過剰なまでに叩かれるという風潮を強く感じますが、とても危険なことだと思います」
記事の内容には概ね同意するものの、いくつかなんだかなぁという点がある。
- デマの拡散元と、これを広めた人は、いずれも法的責任を問われうる立場にあります。しかし、当然問われるべき責任まで同じわけではなく、デマの拡散元の方が責任は大きいと思います。
そうだろうか?
例えば今回の書き込みが「トイレットペーパーって中国製が多いから、このままじゃ入手できなくなるんじゃないか不安だな」と言うような表現だった場合、それは単なる意見の表明に過ぎない。これをバカが拡散し始めることでデマになっていく。
つまり、『デマの拡散元』は必ずしも最初に書き込んだ人とは限らない。
例えば今回の書き込みが「トイレットペーパーって中国製が多いから、このままじゃ入手できなくなるんじゃないか不安だな」と言うような表現だった場合、それは単なる意見の表明に過ぎない。これをバカが拡散し始めることでデマになっていく。
つまり、『デマの拡散元』は必ずしも最初に書き込んだ人とは限らない。
- 次に問題となるのが、単にデマを広めた行為を批判するにとどまらず、デマを流した人の個人情報(住所、氏名、生年月日、経歴、勤務先、交友関係等)を公にして拡散したりするようなケースだ。
- 「他にも、勤務先に電話をかけて解雇するように働きかけたり、執拗にクレームの電話をかけたり、取引先にまで電話をかけて取引を止めるように働きかけたりするようなケースです。
- いわゆる『私刑』ないし『社会的制裁』に相当するものですが、私人に他人を罰する権利はありません。
まず勤務先に電話をかけたりする行為はもう『ネット私刑』の範囲を超えている。ネット私刑ってのはその前段にあるように、個人情報を特定して晒したり、SNS等に執拗に粘着し、罵詈雑言を浴びせるような行為のことだろう。
また、記事にあるようにこの人以外にも同じようなデマの発生源になりうる書き込みをした人がいた事は事実だが、なぜこの人が特に炎上したのかと言うと、彼が転売行為を示唆する事をSNSに書き込んでいたからだ。
自らの出品物の価格を釣り上げたくてこういう書き込みをしたのであればこれだけバッシングされても仕方ないし、そうでないなら所謂『正義マン』というネット私刑と同等に忌み嫌われる行為をしたのだから、これまたバッシングされても仕方ない。
自らの出品物の価格を釣り上げたくてこういう書き込みをしたのであればこれだけバッシングされても仕方ないし、そうでないなら所謂『正義マン』というネット私刑と同等に忌み嫌われる行為をしたのだから、これまたバッシングされても仕方ない。
どちらでもないと言うなら、書き込みを決して逃げずに自ら釈明をアップするべきだった。
最後に、このデマを報じるメディアもデマ拡散に貢献してしまっていまいか?トイレットペーパーは既に通常通り店舗に置いてある。現状で品薄な地域があるなら、流通のどこまで届いていていつ頃店頭に並ぶのか、そういう点を報じるべきなのに、そういうのそっちのけで買占に走るバカの街頭インタビューとか垂れ流している。それって、デマを無批判にリツイートしているアホと大差無くないだろうか?
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