北浜テラスでイタリアンランチ。北浜テラスとは、大阪の川床。京都鴨川の川床と違い、一年中、テラスで食事を楽しめる。Oui(ウィ)というレストランに入った。
テラス席
テラス席からの景色。中之島中央公会堂とアクアライナー⛴
アクアライナーには、ゲストと何十回も乗った。アクアライナーを含む仕事が入ると旅程を考えて、電話で予約した。桜シーズンになると、予約を受け付けないことになっている。ガイドでは、予約を取れないので、旅行会社になんとかしてもらう。ひまわり号という別の船に乗ったこともある。川沿いの桜が満開になる時はとても美しい。ところが桜は気まぐれで短命。毎年、開花時期が変わる。完全に散った時に、ゲストと船に乗ったこともあった。「お金、返せ〜」とは言わない慎ましさに感謝。桜の頃になると、いつもハラハラしていた。
今日のアクアライナーには、お客さんは数名しか乗っていなかった。
ランチはサラダ、パスタ、魚料理。
魚はスープの中に。ひよこ豆も入っている。野菜がたっぷりと入っていた。なかなか、美味しかった。
食後は、中之島建築群へ。これは去年7月に開館した「こども本の森 中之島」 子供のための図書館。設計は安藤忠雄。コンクリートの打ちっぱなしを見つけた。彼はこの図書館を大阪市に寄贈した。予約をしていないので、中には入れなかった。
入り口付近には大きなりんごが。草間彌生さんの作品ではない😉 「青りんご」を置いた意味を安藤さんが語った文章を見つけた。最後の部分だけ引用する。
「、、、、いつまでも輝きを失わない、永遠の青春へー
目指すは甘く実った赤りんごではない、
未熟で酸っぱくとも明日への希望に満ち溢れた青りんごの精神です。」
私は幾つになっても未熟。甘く実ることなく、朽ちてしまいそう😅
中之島中央公会堂。1918年に竣工。設計は辰野金吾ほか2名。老朽化が進み、取り壊す可能性もあった。保存運動が起こったのを覚えている。結局、保存・再生工事が行われ、2002年にリニューアルオープン。今でも会議や催し会場として使われている。レストランもある。
柱はイオニア式に草の装飾がついている。
建物の中に資料室があった。公会堂はたった1人のお金持ちの寄付で建てられた。株式仲買人の岩本栄之助。当時のお金で100万円を大阪市に寄付した。
ところが、その後、相場で大損失を被り、短銃自殺をしてしまう。享年39歳。彼は公会堂の完成を待たずに亡くなってしまった。この英語の原稿も作ったが、悲しい結末なので、あまり話したことはない。
ヘレン・ケラー、アインシュタイン、ゴルバチョフがこの公会堂で講演をしたことは、よく話した。
これは「大阪の父」と呼ばれた関一(せきはじめ)市長の銅像。大阪城天守閣の再建に貢献した。御堂筋の道路の幅を43メートルに広げた。今の御堂筋は高さ制限が緩和されて、美しい街並みとは言えない。イチョウが色づく頃は美しいが、冬のイルミネーションは下品だ。
中之島図書館も、さらっと訪れた。柱はコリント式。
天井はドームになっている。
今日は久しぶりによく歩いた。8949歩。
梅雨が明けた。厳しい夏が始まる。