今週の金曜と土曜に京都案内するゲストから送られてきた写真。今日は箱根。富士山をきれいに見ることができてうれしそう。そう富士山はとてもシャイなんです。
同じ月齢のチューリップ
午後から大阪半日ツアー。右がフェスティバルタワー、左がコンラッドホテルが入っているビル。素敵なデザインだと思う。このあと、堂島川を渡りホテル・ゼンティスに行った。
ゲストはカリフォルニアからお越しの2家族で全部で8名。ご夫妻と二人の子供さんの家族が二組。子供さんは6歳、8歳、10歳、11歳。奥様のアリソンさんとレスリーさんが、カリフォルニア大学バークレー校でのご学友。今も仲良くされている。レスリーさんはバークレーで知り合ったクリスさんと結婚。ご夫妻ともに医師。
まずは地下鉄で大阪城へ。昨日、奈良で15000歩、歩いたのでみなさん、お疲れ気味。昨日、ガイド仲間から大阪城の桜情報を集めたが、桜にはあまり関心がなさそうなので、遠回りして満開の桜の木のところに行くことはやめた。なんと言っても最年少は6歳なので。最も大きい石垣、通称『蛸石』では、アリソンさんの10歳の娘さんが、両手を広げて端から端までくるくる回った。両手を広げた長さが身長とほぼ同じだということを知っていて、長さを測ったのかも。8人全員が手を広げて端から端まで並んだ姿は圧巻だった。蛸石の幅は11.7メートルなので、8で割ると1.5メートルになる。平均身長はそれくらいだと思う。
秘密の場所は、皆に知られるところになってしまった。
アリソンファミリーが、右手の小高いところを登って、この景色を見つけた。ありがとう。
この後、天守閣に上った。レスリーさんと6歳の息子さんネイト君と私は5階までエレベーターに乗った。あとの人は階段で上がった。エレベーターを降りたら、エレベーターチームを待ってくれていた。全員で展望台へ。混雑していた。普通は展望台を一周するが、東側の景色を見ただけで、降りた。お疲れ具合とお子様への配慮がよくわかった。
ひたすら階段を降り、3階の大阪城の模型と2階のトイレだけ寄った。このあと、ゲストさんから提案が。どこかで休憩してアイスクリームなどを食べたい。次の訪問予定地、道頓堀には行かない、と。
天守閣の右横に西洋風の建物がある。この建物は天守閣を再建するために市民から集まった募金が余ったので、軍隊のために建てられたそうだ。戦後は博物館になり、2017年に『MIRAIZA』というオシャレなビルに生まれ変わった。レストラン、カフェ、お土産物屋などが入っている。
1階にある『The Konamon Bar Rikyu 』というお店に入った。ゲストたちは、たこ焼き、ソフトクリーム、フライドポテト、チューハイなどを注文された。私がこのメロンクリームソーダを頼んだら、子供さんたちに羨ましがられた。4人とも同じものを注文された。アメリカにはクリームソーダはないそうだ。よかったね。この写真はアイスを一口食べてから写した。
1階には大阪城「本陣」というお土産物屋もあった。アイスなどを補給した子供達は元気を取り戻した。お店では大はしゃぎ。
子供達はこういうものを見つける天才！
お店の外ではUFOキャッチャーに挑戦。これはアメリカにもあるそうだ。アリソンさんの娘さんが、1発で仕留めて大盛り上がりした。
大阪城の周りには地下鉄の駅が4つあるが、どれも天守閣からは20分くらい歩かなければならない。多分、一番近い谷町4丁目駅まで歩いた。途中でシバ犬に遭遇。飼い主さんがとてもフレンドリーなご夫妻で、子供たちにワンちゃんを抱っこさせてくれたし、『しつけ』を見せてくれた。大人も子供も大喜び。残念ながらシバ犬が写っている写真はありません。
シバ犬、海外でも大人気。アリソンさんは、さっきのお土産物屋でこのシバ犬のソックスを買われた。
アリソンさんのご主人はYouTubeで美味しそうなトンカツのお店を見つけた。道頓堀にある『大阪トンカツ』に行きたいとおっしゃるので、GOでタクシーを呼んで、ドライバーさんにお願いした。6歳の息子さんがいるレスリーファミリーはホテルに戻ることにした。ホテルまでお送りした。
途中、少しお話ができた。レスリーさんのお父様は日本人だが日本語を話せない。お母様は中国人。お父様のお母様はアメリカ生まれの日系3世で、太平洋戦争の時は、強制収容を経験されたそうだ。3世のお母様はお父様に日本語を教えなかった。日系アメリカ人について修論を書いたことは恥ずかしくて言えなかったが、あのころ勉強した“stigma（恥辱）” というキーワードを思い出した。アメリカで生まれたらアメリカ人なのに、太平洋岸に住む日本人の血が流れている人々は、アメリカ政府が作った収容所に収容された。日本人であることにstigmaを感じる人は少なくなかった。
６時14分のフェスティバルタワー。お疲れ様でした。階段の多い1日だった。ネイト君、よく頑張ってくれました。
