地下鉄と近鉄で奈良駅に到着。5〜6分歩くと鹿が出迎えてくれる。次男のアレンさんが、鹿せんべいを大量に購入。私にも1束くれた。
鹿せんべいを持っていると、怖いくらい、人気者になれる。鹿に会う前に簡単に注意をしていたので、私のゲストさんは優良ゲスト。
何してんの?
しばらく歩いて、最初の目的地、依水園に着いた。水の流れに沿って歩く美しい庭園。でも暑くなってきた。
74歳のダイアンさんも危なげなく飛び石を渡られた。ダイアンさんはネブラスカの牧場で育ち、結婚後はご主人と建設会社を立ち上げられた。趣味はフィッシング。体力のある方だった。
庭園には矢印があって、回り方が決まっている。最初にハスの花を見た。最後に睡蓮。葉っぱの形が違う。どちらもこの季節の午前中に開花する。
お庭を1周して出口に向かった。
依水園には美術館がある。依水園を買い受けた実業家が収集した美術品が展示されている。「中はエアコンがきいているよ」と言ったら、ガールズ大喜び。ともかく涼しいところに行きたかった。きれいな色の青磁の壷。ベスさんとダイアンさんは丁寧にご覧になった。
依水園を出て、東大寺大仏殿に向かった。鹿が木陰で休んでいた。
大仏殿の最初の写真スポット。親しい男性ガイドのタカさんに出会った。よく通る大きな声で案内されていた。大仏殿の前でファミリー写真を撮ってから中に入った。
依水園を出て、東大寺大仏殿に向かった。鹿が木陰で休んでいた。
大仏殿の最初の写真スポット。親しい男性ガイドのタカさんに出会った。よく通る大きな声で案内されていた。大仏殿の前でファミリー写真を撮ってから中に入った。
大仏殿の中は見応えのある物がたくさんある。如来と菩薩の違いがよくわかる配置になっているが、10代のガールズにとってはどうでもいいことだ。8人はどうしてもばらけてしまうので、説明を喜ばれるベスさん夫妻とダイアンさんにお話しすることが多くなった。柱の穴くぐりは、ガールズ2人とベスさんが挑戦。気分転換にもってこいのアトラクション。難しい話ばかりでは疲れてしまう。
大仏殿から春日大社に向かった。また鹿がいた。
若草山の麓を通るルートにした。このルートをとると南大門は通らない。まあいいっか。ジョーイさんにお腹が空いたか尋ねたら、実感を込めて”hungry”とおっしゃった。まずは腹ごしらえ。二月堂の前にある『あぜくらや』に行った。満席だったので、外で待たされた。全員で待つように言われたが、私はまた“あの手“を使った。私だけ待って、元気な人には二月堂に上がってもらい、お土産の方がいい人は隣のお土産物屋に入ってもらった。順番がきたら、ワッツアップで連絡を取ることにして。名前が呼ばれた。二月堂チームは戻って来るのが少し遅れたが、なんとかごまかした。二月堂にはボストン家族と次男のアランさん、それに元気なダイアンさんが上られた。結構、石段が多くてきつい。でも奈良の景色を堪能されたようだった。
エアコンの効いたお店で一休み。私は焼き鳥丼をいただいた。16歳のリースさんは、鍋焼きうどんに抹茶ラテ。もう1品、冷たいものを注文されたと思うが思い出せない。アランさんはみたらし団子も注文された。
最後に全員、ソフトクリームをいただいた。8種類くらいあった。私はマンゴアイスにした。これで体の火照りが治った。次から次へと外国人観光客が入ってくるので、長居はできない。春日大社に向かった。
若草山の麓にいる鹿たちは昼食中。鹿のメインディッシュは草。
春日大社に到着し、特別拝観した。雷を受けた御神木。自ら避雷針となって、神社を守ったと言われている。
拝殿の中には入れない。だれだ、入ったのは。🦌に違いない。神の使いだから、許してあげよう。
かわいい鹿ボーイズがいたので、声をかけてみた。東京中野区からきた中学生の男子4人、女子2人のグループだった。すると渡りに船とばかりに私のゲストに質問を始めた。みんなプリントを持っていた。外国人観光客に英語で質問することになっていたらしい。プリントに書かれていた英文を1人ずつ緊張して読んだ。ゲストのガールズさんたち、うれしそうに質問に答えてくれた。それを大人たちも優しく取り囲んだ。ある女子生徒に「アメリカの良いところは?」と尋ねられて、私のゲストさん、少し考えて”freedom of speech” と。 中学生の中に、明るくて面白い男子がいた。彼のおかげで楽しく会話が進んだ。英語の上手な男子がいたので、聞いてみたらフィリピン人だった。ネパール人の男子もいた。そういう時代なのかな。
鹿苑(ろくえん)に寄った。生まれたばかりの子鹿とママがいる。
ベイビーにお乳を飲ませるために、いっぱい食べてね。
暑かったので、みなさんお疲れのよう。最後の目的地、『格子の家』に行くか“議論”された。議長はベスさん。「行かないという人がいないので、行くことにしましょう。2度と来れないのだから。」やや強引な理屈で行くことに決定。タクシー3台をGOで呼んだ。今日は配車場所をピン留めしたので、ちゃんと来てくれた。3台目の前に空車のタクシーが通ったが、グッと我慢。もう、タクシー3台の仕事はしたくない。
暑かったので、みなさんお疲れのよう。最後の目的地、『格子の家』に行くか“議論”された。議長はベスさん。「行かないという人がいないので、行くことにしましょう。2度と来れないのだから。」やや強引な理屈で行くことに決定。タクシー3台をGOで呼んだ。今日は配車場所をピン留めしたので、ちゃんと来てくれた。3台目の前に空車のタクシーが通ったが、グッと我慢。もう、タクシー3台の仕事はしたくない。
『格子の家』に到着。昔ながらの町屋を無料で見学できるところ。奥の部屋でたまたま書道展が開かれていた。女性の作家さんが着物を来て迎えてくれた。この作品のタイトルは『やさしいこころ』
いい物を見せてもらった。
『格子の家』のスタッフの助言に従って、アーケードのある商店街を歩いて、奈良駅に向かった。これが大正解。買い物好きの女性たちは、大喜び。ここでは手作りの草履を買われた。
ノラさんがパパに頼むとなんでも買ってもらえる。お二人はいつも一緒だった。ジェームズさん、ベスさんご夫妻は弁護士。ノラさんが生まれた時、ジェームズさんが長期間、仕事を休んで、子育てをされたそうだ。目の中に入れても痛くない娘に違いない。
食品サンプルのお店でもノラさんがパパにねだっていた。
涼しい商店街を通り抜け、奈良駅に到着。5時10分の急行に乗れた。全員座って、京都まで帰ることができた。私は隣に座ったダイアンさんとずっとおしゃべりをした。この8人の家族旅行は、孫が行き先を決める。日本の前はパリに行かれた。今回はアニメ好きのリースさんの希望で日本になった。明日は東京に戻り、三鷹のジブリミュージアムに行かれる。きわどくネット予約が取れた喜びをジェームズさんとダイアンさんから別々に聞いた。楽しんでください。暑かったけれど、木陰を探しながら、なかなかいいツアーになった。喜んでいただけた。鹿と春日の原生林に感謝すべきかも。