
今朝の椿

難波に行った。高島屋の前。かつては大きな横断歩道があったが、車が入れなくなっていた。歩行者天国風だが、明るい雰囲気はない。

TOHO シネマの別館に行って、PERFECT DAYS を観た。この映画は、渋谷区の公共トイレを刷新するプロジェクトのPRのために、ユニクロの柳井さんの息子さんが企画したもの。短編映画のつもりだったが、あれよあれよというまに、カンヌ映画祭でノミネートされる映画になった。主演は役所広司、監督はドイツ人。映像を見ながら、何かを考えたり、想像させられる映画だったので、掃除の場面が続いても退屈しなかった。お風呂のない古いアパートに住む役所広司は寝る前に、フォークナーを読んでいた。大学生の頃、田川先生のアメリカ文学の授業をとった。フォークナーとテネシーウィリアムズを教えていただいた。好きな授業だった。フォークナーのThe Bear(熊)の一部分を読んだ。あまりに難解なので、「unbearable (耐えられない)ですね」と先生がおっしゃった。

映画は2時過ぎに終わった。遅い昼食は軽めにしたかったので、『元禄寿司』に入った。この店ではないが、元禄寿司が回転寿司を始めた。大阪人の発明。

寿司3皿をベルトコンベアから取り、赤だしを注文した。

昔ながらの本屋さん『波屋書房』をのぞいてみたくなった。大型書店に行くと疲れる。これくらいの規模の本屋がいい。

2冊買った。レジで少し、お話をした。105年の歴史を持つ書店だった。私の住む昭和町では本屋さんがなくなってしまった話をした。そのこともご存じだった。大型店、ネット書店の勢いに押されて経営は大変そうだった。このくらいの規模の本屋さんが近くにあれば、行くのになあ。

大阪市立精華小学校の跡地にできた商業施設。難波駅が目と鼻の先にある。精華小学校は明治6年に開校され、平成7年に閉校になるまで122年間、子供たちの学び舎であった。

地下鉄のなんば駅の近くに木の食器のお店ができていた。

普段使いのお椀を買った。


普段使いのお椀を買った。

このあと、花の苗を2つ買った。これは忘れな草。

映画を観るために外出したが、帰るときはいつものように、荷物が増えている。