
雨の後は、お花が元気になる。南天。3年目にして、初めて花が咲いた。今年の冬は、真っ赤な実がなるだろう。

茶道裏千家15代目の前家元である千玄室さんの講演の録画を拝見した。京都に行って、直接お話しを聞く予定だったが、緊急事態宣言が出たので、パソコンの画面を通しての対面になった。この茶道具は去年10月に京都芸術大学の記念献茶式で使われた物。

玄室さんは同志社大学の学生だった20歳の時に徴兵され、海軍へ。戦争末期には特攻隊に入り、俳優の故西村晃さんとペアーを組んで待機していたが、戦争が終わった。その後「76年生き残った」とおっしゃっていた。98歳になられた。身体も心も大変お元気そうで、するべきことを真剣に着実にやっているうちに、このお歳になられたようにお見受けした。話題は茶道から中国文化、日本の古典、歴史、世界の食糧事情などに広がり、玄室さんの教養の深さを知った。和歌や漢詩、トルストイの言葉などが、すらすら出てくる。
講演のまとめの言葉🍵
◇心の中の土を耕そう
◇みんなで一緒に自分たちの心の中にある土を耕しましょう
◇そして、人のためになるような種を植え付けていきましょう
◇それが次々と残っていく、つながれていくことが伝承なのです
◇伝承ということは大切なことであります
1ヶ月前にひまわりの種を蒔いた🌻
花屋さんでひまわりの種を見つけた。小さな庭の数ヵ所に蒔いてみた。理科の実験をしている小学生のように。日の当たらないところに蒔いた種も芽が出たが、ひょろひょろで倒れてしまった。これは太陽をいっぱい浴びている苗。楽しみだ。

大規模接種センターの1週間分の予約は、募集開始から25分で埋まったらしい。早い者勝ち、と脇目も振らずに予約に邁進した自分が、少々恥ずかしい。ネットを使えなかったり、手伝ってくれる人のいない高齢者は、取り残された。