日当たりの悪いところにほったらかしたスズランも咲いた。
今日はアカデミー賞、作品賞をとった『Coda あいのうた』を天王寺の「アポロシネマ」に観に行った。
行きそびれていて、上映館は「なんばtoho cinema」の1館だけになり、しかも1日1回上映になっていた。作品賞を受賞したので、天王寺の「アポロシネマ」でも、再び上映することになった。それでも、ガラガラだった。若い人が数人、観にきていたのが救い。アメリカでは、映画館で上映せずに、配信のみだったそうだ。
両親、兄が聾唖者で、この彼女(ルビー)だけが耳が聴こえる。
Codaとは”Children of Deaf Adults”の頭文字をとった言葉。耳が聴こえない親を持つ、聴こえる子供のこと。日本全国で2万2千人くらいいると言われている。この映画の四人の家族はとても仲が良く、ルビーは手話通訳をして家族を助けている。そんなルビーにも旅立ちの日が来る。音楽の先生が彼女の歌の才能を発見し、バークリー音楽大学の入学試験を受けることになる。その時選んだ曲が「青春の光と影」私の世代なら、誰もが聞いたことのある美しい曲。見事に合格して、家族を置いて大学に行くことになる。
父、母、兄を演じた俳優は聾唖者で、監督も彼らと深い会話ができるように、手話を習得されたそうだ。ルビーの手話も見事で、感情も表現していたように見えた。アカデミー賞作品賞にふさわしい映画だった。
映画館の2階には、喜久屋書店がある。NHK語学講座のテキストを覗いてみた。杉田敏さんと遠山顕さんは、ラジオの講座を卒業されたが、お二人のテキストが出版されていた。音声DL BOOKだった。DLとはDownloadのこと。QRコードでダウンロードして音声が聴けるようになっている。書店でダウンロードしてみたかったが、テキストを買わなかったら、窃盗になるからやめた。
ベッドでぼんやり聞いている「ラジオ英会話」のテキストを初めて買った。
「英語を感じよう」のコーナーが役に立つ。putは「置く」ではなく「何かを・どこかに・ポンと移動する」という動詞と書かれている。現役の教師の時に、英語を感じたかった。そして生徒に伝えたかった。