子育て中に知り合った人を思い出します
二人のお子様の母親で真面目で
控え目な方でした
松飾りを取る頃 我が家に来られ
小学校でどんど焼きの行事があり
お飾りを持参するのだが
購入しなかったので
我が家のを頂けないかとの事でした
勿論 喜んでお渡しし
それをきっかけに親しくなりました
彼女には目標が有って貯蓄に一生懸命
励んでいて 松飾りも買わなかったそう
それからも 各種節約方法等を
沢山伝授してくれました
お宅にお邪魔すると 物があまりに少なく
少し殺伐とした感じでした
世は『美しい部屋』という雑誌が隆盛を極め
皆さん レースや緑や花や雑貨で
競い合うように インテリアに凝った時期
私は中庸でスッキリ派でした
車も出来るだけ使わず 自転車で
今で言うポイ活もしっかり お米が特売
の時 我が家の分も自転車で往復して
買って来てくれました お世話になった分
体力でお返しよと 義理堅い人でした
その後転勤でお別れをしましたが
今になって思うと 彼女はミニマリストの
先駆けだったと思います
世はこぞって「断捨離」「ポイ活」
「CO2排除」「投資」「節約」「ゴミ減」
「自助共助」「SDGs」の時代ですが
30年以上前に ほぼ全てを彼女は実践し
緩かった私に活をいれてくれました
我が家の鏡開きのお善哉を食べながら
貯蓄や節約の話をした日が懐かしいです
無縁の地に転勤で住み 勤務先も違う為
その後連絡が取れなくなりましたが
こんな時代が来る事を予知していた様な
自分の生き方を褒めているでしょう