何かあった時は
近所の神社にお参りに行く習慣
手水舎で清めて 拝殿へ進む
お賽銭を賽銭箱へ
一歩下がって 心を鎮める
手を合わせ お礼を述べる
私は お願い事はしないタイプ
でも まぁそれなりの時間 手を合わせている事になる
もう一度礼をしようと 目を上げると
目の前に カップルが
しかも 男の方は カメラとカメラバッグばかり立派で
だらしない格好で なぜか白いタオルを
女性のストールのように
肩に纏っているではないか
その タオルストールが目の前を
本来 目の前に見えるはずの本殿を
塞いでるじゃん!
ハァ?
お参りしてる人がいるのに
本殿との間に入り込むとは何事?
びっくりするわ!
あの もし?と声をかけそうになったけどやめた
タオルストール写真に撮って
SNSに投稿しようかとも思ったけど
それもやめた
全くもうッ ぷんぷん( *`ω´)と思ったのもつかの間
サッサと忘れて
ご朱印をいただいて 帰路に着いた
「お参りできて よかったなぁ」とバス停に向かっていると
白いタオルストールがまた目の前に…
また アンタ? アンタなの?
でもね もう一生会わないし
私の人生に何の影響も及ぼさないでしょうから
知〜らない
一瞬でも 「バチが当たるぞ」と思いかけた事は胸にしまって
小さな橋を渡る
さて 橋を渡った所にある 中華弁当屋で
肉まんを買って帰ろうと思い立ち
番号札を取って 長い行列に並ぶ
83番
店員さんは「69ば〜ん」とか言ってるから
まだまだ先だな…
でも ランチ休憩中の人達は時間が気になっちゃう
近くにいたお姉ちゃんが 隣の建設業のオッチャンに
「昼休み終わっちゃうわね、アタシ84番なの
あなた何番?」と気軽に話しかけたりして
そしたらオッチャンが「オレ120番だゼ〜」
お姉ちゃんと私は 目を丸くして思わず顔を見合わせちゃった
すかさずオッチャン「冗談だよ、86番」
私達は 3人でガハハ〜と笑った
お姉ちゃんに「1番しか違わないけど番号交換しましょ」と言うと
「えーいいのー?嬉しい、ありがとう」と喜んでくれた
84番を手にした私は
オッチャンにも交換を申し出た
オッチャンも喜んでくれた
「何かいい事すると気分いいじゃない
いい気分にさせてくれてありがとう」 と
私もお礼を言った
1番か2番の違いなんて
待ち時間に大した影響はない
でも 私達は3人ともいい気分になった(と 私は思ってる)
私の番になった時
人気の 焼豚まんは売り切れてた
残念だったけど また行けばいい
帰りのバスで
タオルストールに一瞬バチが当たればいいと思った事を反省していないどころか
二人のランチ難民を救った事で帳消しになっているといいな…なんてふと思ったりして
まだまだ小ちゃいな 私
【one good deed a day】
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