「富士山世界遺産センター」から浅間大社に戻りました。
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これが正面の鳥居です。
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「なぬっ〜・・・富士山がクッキリ見えてるじゃん!」
「山宮」の時はかけらも見えなかったのに・・・
こちらは東の鳥居からです。
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なんか・・・とてもチクショウです。
まあ気を取り直してお詣りします。
富士宮浅間大社は、徳川家康が寄進した楼門・神殿を中心に1万7000坪の境内を誇ります。
楼門は現在改修中なのでこの状態です。
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そして、これが拝殿になります。
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ところで、この神社の祭神は木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ 長い名前なのでコノ姫に省略させてもらいます。神様すみません!)です。
コノ姫を巡る神話はご存知の方が多いと思いますが、私の乏しい知識で改めて紹介させてください。
(間違っていたらごめんなさい。)
まず家系図ですが、父親は大山祇神(オオヤマツミノカミ 以下お父さんに省略)
母親は・・・すみません・・知りません。
姉に石長比売(イワナガヒメ 以下 イワ姫に省略)
コノ姫の旦那さんが瓊々杵尊(ニニギノミコト 読めないし、書けないので以下ニニギさんに省略)
それでニニギさんが、コノ姫に求婚したわけです。
なんせ、誰もが認める絶世の美女なのですから、まあそうなるでしょう。
当然「国つ神」である父親は、「天つ神」に娘を嫁がすことに大喜びしたわけです。
そしてこともあろうに、姉のイワ姫もセットとして差し出してしまいました。
でもね・・・このイワ姫たるや世紀の醜女つまりブスだったから、揉めに揉めたわけです。
ニニギさんは「こんなブスの姉さんまで貰った覚えはない!」とか言い出して、イワ姫を追い返してしまいました。
お父さんは激怒しましたが、それ以上にイワ姫は嘆き苦しみました。
それでね、やがてイワ姫も怒り心頭に達し、伊豆の烏帽子山に篭って呪い神になったんです。
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長くなるので、途中経過はだいぶ省きましたが大体こんな話です。
イワ姫を祀った神社は、西伊豆にある雲見神社の他 京都の貴船神社が有名です。
あっ!上の写真はイワ姫神社ではありません。
(遠くて行けなかったので、つい「山宮」のを使ってしまいました。横着してすみません。)
でね、私思うんですよ・・・余りにも理不尽な話だなって。
お父さんが無茶苦茶なのは言うまでもないことですが、ニニギさんも薄情ですよね・・・
そりゃ男性なら「美人の方がいい」と言いますよ。
でも三日見てれば飽きるとも言うし、美人を貰ったからといって、幸せになるとは限らないじゃぁないですか。
現に、ニニギさんの家庭では不倫騒動が勃発し、コノ姫は身の潔白を証明するために火の中で出産したといいますから。
(なんでこれが無実の証明になるのかイマイチわからないのですが・・・)
イワ姫はブスなだけで、何かわるいことしました?
私は同情を禁じ得ないわけです。
イワ姫は「岩」の名前が付いているだけあって、永遠の命を授ける神なんですよね〜
(ニニギさんはそれを知らなかったようです。)
それもあって、雲見地区の住民は呪い神ではなく、豊漁の神として崇めています。
長い説明?になってしまいました。
最後に拝殿の右側にある「湧玉池」の写真を貼っておきます。
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この池は国指定特別天然記念物に指定されています。
富士山の雪解け水が毎秒2、4キロリットルも湧き出しており、地元の人は飲み水として利用しています。
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ここでペットボトルなんかに入れるわけです。
但し、「煮沸してね!」と注意書きがありますから、くれぐれもゴクゴクそのまま飲まないでください。
長文で失礼しました。
右も左も分からない状態でブログを何回か書かせてもらいましたが、
「思っていたより疲れるなぁ・・・」というのが正直なところです。
書いている本人がこの体たらくなのに、お読みくださった皆様には、感謝の言葉しかありません。
しばらくお休みしますが
今度は少し足を伸ばして、また穴場をご紹介できたらいいなぁ〜と思っています。
どうか皆様、コロナウイルスに気をつけてお過ごしください。