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変な事すると祟られますよ!! 富士講の遺跡 『人穴』

2020-03-27 17:58:00 | 日記
陣馬の滝から車で20分位の所に、変な名前の洞窟があります。
その名は『人穴』(ひとあな)!
ネット上では心霊スポットとして有名だとか・・・




ここが駐車場です。
そして入口。




まずご注意します!!
ネットでは、この鳥居を車で潜ると必ず事故に遭うと囁かれています。
被害者は多勢いるそうです。

この奥にも駐車場らしき広場があるので、さすがに「それは不条理だろう?」と思うのですが・・・
私は臆病者なので、道路脇の駐車場に車を停めて境内に入りました。




この林の奥に神社と洞窟があります。
左手の建物は、案内所ですが平日は無人です。

まず『人穴』についての説明をしますね。
この洞窟は富士山の噴火でできた溶岩洞窟で、
高さ1.5メートル、幅3メートル、奥行90メートルの規模を誇ります。
うん・・? 「ちっちゃ!」ってか?
いやいや・・最奥から細い穴が伸びていて、それがなんと神奈川県の江ノ島まで続いているのです。
ウイキペディアにちゃんと書いてあります(伝説として)からご確認ください。

ここを登ります。








階段横にこういう物がありました。

登りながら説明の続きを
歴史ですが、「吾妻鏡」・「御伽草子」によると
建仁3年(1203年)6月、時の将軍源頼家がこの辺で巻狩りをした際、この洞窟を見つけたわけです。
それで、配下の新田(仁田)四郎忠常に「調べておいで!」と命令しました。
新田さんは5名の部下を引き連れて、嫌々?洞窟に入って行ったのですが・・・

4名の部下が原因不明の急死!
新田さんも危うくなったので、姿見えぬ何者かに将軍から貰った剣を差し出し、
「これで何とか助けてもらえませんかのう?」とお願いし、翌日命からがら生還したのです。
のちに古老からの話で、この姿見えぬ者とは「浅間大菩薩」であることが判明しました。
(ちなみに、この新田さんは以前ご紹介した「曽我兄弟の仇打ち」のお兄さんを討ち取った人です。)




これが人穴浅間神社です。
そして右に進むと




『人穴』の入口になります。
しめ縄の下に柵があり、ここからは「立入禁止」になっています。
(私が子供の頃は、自由に奥まで入ることができたのですが・・・)

覗くとこんな感じです




更に歴史の説明をさせて頂くと
時は下って永禄元年(1558年)、富士講という教祖の藤原角行が、ここを「浄土」門と呼び、
亡くなるまで内部で修行を行いました。
このため、富士講構成員はここを聖地・霊地として、富士登山の際は必ずこの洞窟に宿泊したと言われています。
(私には無理です・・・)

洞窟内には石仏が安置されている他、境内には富士講構成員が健立した碑石が200基以上あります。




お墓ではありません。碑石(ヒセキ・石ぶみ)です。
つまり、ありがたいお経・呪文?のようなものが刻まれているのだと思います。





ですから・・・ご注意その2
人気がないからといって、不埒なことをすると祟られる可能性が高いので絶対やめてください。
特に、若い方は気をつけて!
隣に鎌倉時代の武士や角行が立っていて、ついて来たらどうします?
帰る際も神社に「一緒にこないでください」とお願いしましょう!


いかがでしたか?
近場を急いで廻ったので、こんなご紹介しかできませんでした。
申し訳ありません。

次回は、もっと実のある話で 何処かご紹介できたらといいなぁ〜と思っています。











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