冬景色に映える百花繚乱

21日の早朝6時前、窓がやけに真っ白なので「寝坊したか！」とあわてて外を見ると、５センチほどの積雪で一面の銀世界。４月も２０日を過ぎてからの冬景色は記憶にない。真冬と全く変わらない世界に言葉もなく眺めていると、いつも率先して雪かきをやっているお隣のご主人は、もう雪かきをしている。私も雪かきをしなければと思ったが、新聞配達が先と考え、支度を整えた。
赤旗新聞をバックに入れ玄関を出たが、車はすでにタイヤを変えてしまったことを思い出し、徒歩で配達に向かった。
　当地は、数日前からカタクリ、ニリンソウ、カタバミ、梅、桜、桃など花々が一斉に咲き誇り、まさに百花繚乱の風情であるが、それらの花びらや若葉の上に、綿のように雪が積もっている。純白の雪に花びらの白やピンクがやさしくなじんで、それを見ていると、この風景を独り占めできた喜びが湧いてきた。　北風が寒く、雪が降り続いた中での配達であったが、一仕事終わった充実感をいつもより強く感じた朝であった。

カタクリが開花しました。ニリンソウは葉が出揃ったところです。

桜前線が急速に北上し、辰野町で人気スポットである、城前線桜並木のソメイヨシノも開花しました。今日、カタクリの自生地に行ってみたところ、全体としてはこれからですが、早生系のものが開花していました。例年より１０日くらい早くなっています。
　ニリンソウは、葉が出揃ったところで、これから一気に花芽が立ち上がり、開花してくるものと予測されます。
　アズマイチゲは満開となり、ここ数日気温が低い傾向ですので、まだ楽しめます。ご鑑賞ください。群生場所は、特別養護老人ホーム「かたくりの里」の裏側農道の法面です。
最後にお願いですが、写真は撮っても、花は採らずに鑑賞していただきたくお願いいたします。
施設入所者のみなさんや職員の方々もかわいがっています。