気まぐれで、読書記録📖でもしてみようと思った。
最近読んだ本、『文豪たちの悪口本』。
タイトル通り、教科書にもよく出てくる太宰治を始め、夏目漱石や中原中也、石川啄木といった個性が強い文豪たちの、これまたクセが強めに文豪が文豪に当てて残した作品や、手紙を載せて紹介していくという読めば読むほど面白く思える本だと思った。
有名なもので言うと、太宰治が芥川賞をとれなくて審査員(川端康成)にいかにも恨めしく宛てた手紙(新聞記事)。
中原中也の、太宰治へ向けたいじめっこ?発言など。
その人の人となりが垣間見えるセリフだったり、感情が手に取るように感じられる本人の文章(作品)だったり、バラエティーが豊かでなかなか読み甲斐がある。
また、文豪同士のやり取りを抜粋している内容が多く、面白おかしく、そして、感慨深く読める本だという印象を受けた。
例えば、あの『夏目漱石』は実はどういった人だったのか気になるとか、あのゲームの文豪同士の人間関係をもっと知りたいとか。
文豪の作品は読んだこと無いが、名前だけ知ってるって方にも良いかもしれない。
それぞれの文豪の紹介も分かりやすくて、きっかけとして読みやすいと思う🤔
ネタバレについて恐いので、ここから私が個人的におすすめする作品を一つだけ挙げてみたいと思う。
その本気になってきたかも、という方がもしいたら、良かったら読む参考にしてほしい。
この本で私のおすすめする作品、文豪。
それは、坂口安吾の著作した『不良少年とキリスト』。
坂口安吾とは?
こちらの方↓
画像は、いらすとやさんからお借りしました。
文豪のゲームにも出ている昭和に活躍した人物。
今回の本にも出てくる太宰治とは、大の仲良しであった方。
著作『堕落論』で有名で、小説、随筆(現代でいうエッセイ)もお書きになり、評論家もされていたという。
(Wiki調べで申し訳ない)
その坂口安吾の作品が、今回の本にも一つ掲載されていて、それが『不良少年とキリスト』(おそらく一部の内容)。
さて、不良少年とは誰のことか?
キリストということなら、宗教的な話なのか?
この二つは文章のなかでは間接的に解説されていくので、ある程度読み取り方が試されるかもしれない。
この本では、太宰治と芥川龍之介について特に触れているので、二人のこと、特に太宰治の作品を知っておくとより楽しめるかもしれない。
見どころとして!
シビアなテーマについて、『フツカヨイ』『MC』をキーワードに熱く論じている🔥
はたして、坂口安吾が語る不良少年とは一体何なのか。
キリストがなぜ出てくるのか。
もし、気になった方がいたら読んでみてはいかがでしょうか?