去年の12月半ばでしょうか。我が家茶の間にある柱時計が止まっておりました。
ゼンマイは大抵週末に巻きます。1週間巻なので、次の週末に巻けば問題ないはずなのですが、週の半ばで止まってしまったのです。
なので、ゼンマイはまだ巻かなければ止まるというほどではない状況です。色々考え得ることを試してみたのですが改善せず。
もう分解して中身を観てみなければ解らないので、久々に柱時計を分解してみることにしました。
以前も何度か取り上げているこの柱時計ですが、母の叔父に当たる人が買ってくれた60年以上前の時計です。
私もこの振り子の音で育ったので、何とか今まで通りに動き続けてほしい、そんな思いなのですが・・・。
たしか7、8年前にゼンマイが切れてしまい、修理に出したことはありますが、やはりあちこち摩耗してきています。軸穴などもガタが出てきているところがあり、それが動きを悪くしている原因でもあるでしょう。
以前時計職人の作業風景をテレビで放映しているのを見たことがありますが、減ってきた軸穴の周りの金属をタガネのようなもので叩いて調整しておりました。
うちの時計も例に漏れず、そのような修正跡があり、一度そのような直し方をしていると、同じ事をするのは良くはないのは解っているのですが、かといって、軸穴を一度直径の大きなドリルで穴を開け直し、真ちゅうの様な比較的柔らかい金属で軸穴を作り直せられるほどの材料や工具が手元にないですし、作業もしたことがないため難しいですよね。
タガネもないので、カメラ修理の時に加工した、先が少しとがったマイナスドライバーを代用して軸穴の加工をしてみました。
もちろん、この作業自体したこともないですし、プロほど上手には出来ませんが・・・。
加工して再度くみ上げて様子を見たのですが、夜にまたまた振り子が止まってしまいました。
先ほどもう一度分解。内部を確認し、振り子が繋がる部分の取付を調整。この部分が振り子が左右に振れたときにギヤを動かす構造になっているので、かみ合わせの調整をしたことになります。
今度は調整前に比べ振り子が動いたときの音が良くなった気がします。これで様子見かな。止まらないで動いてくれれば良いのですが・・・。
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