コロナの後遺症で、家事とかやっただけで具合悪くなってしまったりしてます。参ったな。
そんなことより、ある意味衝撃的、というよりまぁ、そうなるかな、という気持ちもありましたが、PENTAX K-3MarkIIIが生産終了というニュースが飛び込んできましたね。
不思議なのは、それ以前に発売された、K-1MarkIIはまだ現行機種となっていること、です。いや、生産はして無くて在庫のみなのかもしれないですけど。
今回のニュースのちょっと前に、DA20-40mmとのレンズキットが販売終了したという話が有りまして、ちょっと解せなかったんですよね。DA20-40mmが生産終了しているならば解らないでも無かったのですが、その時思ったのは、ボディが生産終了ではないか?と感じたことです。
さらに昨年でしたっけ?売れ筋のハズのブラックボディが販売終了したときに違和感を感じました。そんなことも有り、実は生産終わるのではないかという思いは頭の片隅にありました。
PENTAXというメーカーは過去に幾度も似たようなことやってきてます。PENTAXをメインで使って30数年。その辺のブロガーとは年期が違います・笑。フィルムカメラで言うと、LXは超ロングセラーモデル。それ以外に超ロングセラーとしてK1000が有ります。正直この辺りは普通あり得ないくらいのロングセラーです。PENTAX 67もマイナーチェンジ前のASAHI PENTAX 6x7から数えて、かなりのロングセラーですね。そう、中々そういう製品は存在しない、例外と言えます。
K1000の話で言えば、基本設計はASAHI PENTAX SPまで遡ります。そう、1960年代からその基本構造を脈々と受け継いできたモデルです。とはいえ、結構内部の部品が変更になってきてます。元カメラ修理技術者なので、K1000がまだ部品供給できていた頃、内部の部品を使ってSPの精度調整したこともありますので、K1000の初期型と最終モデルで使える部品もある訳ですが、工業製品あるあるで、いくつかのバージョンがあって、この製造時期のものはこっちの部品で無ければ使えないとか、単品交換では使えないのでユニットで丸々変えないとダメとか有ったわけです。
この当時でも電子部品の供給が厳しくなって設計変更して電子基板を新しいものを用意して生産していたりしましたが、今は中々代替の電子部品がなかったりしますよね。そうすると製品自体を生産終了にせざるを得なくなっちゃいます。
カメラ・レンズのラインナップで空白作っちゃダメだろう、というような事は散々体験してきました。MF機の最高峰はLXで長きにわたり生産された、というより在庫していたというのが近いかもしれませんけど、AF一眼レフでの最上位機種である、Z-1、Z-1Pの後継機を出さずに生産終了してしまったりしてます。え?MZ-Sがあるって?いや、あれはZ-1のポジションにはならない機種だと思います。
デジタル時代になってまたPENTAXはやらかします。*ist-Dの後継機が不在の状況が続きました。性能面では*ist-DS等の方が上だったりしますが、2ダイヤルで、バッテリーグリップなどが付く機種が出てくるのはK10Dまで待たされました。
K-3MarkIIが生産終了し、暫くAPS-Cフラグシップ機が不在だったこともあります。KPは性能こそK-3MarkIIの上を行っていたかもしれませんが、正当なフラグシップとは言えないと思います。
レンズに目を向けると、AFレンズが充実したのはZシリーズが出てからです。FAスターレンズなど、かなり頑張って出してくれました。Fレンズ時代のスターレンズは3本のみ。しかも望遠だけでしたからね。MFのAレンズも正直ラインナップは十分と言えませんでした。MZシリーズ時代は比較的FAレンズのラインナップを維持していましたが、デジタル時代に入ってかなり生産終了となりました。レンズの部材が供給できなくなったという話もありましたが…。APS-Cの画角と当然変わってきてしまいますし、画質の部分でフィルム時代の設計では難しい部分も有ったわけですが、それでも中望遠以降のものは残しても良かったと思います。400mmF5.6とか、200mmマクロとか、別にそのまま有っても良かったじゃないですか。ボディ駆動でしたけど・笑。K10D以降にようやくスターレンズが出ては来ましたが、十分ではな買ったですからね。
今にして思えばDA500mmF5.6だって、早々に生産終了しちゃいましたしね。受注生産で細々とカタログに残していても良かったと思うんですよ。他にはフラッシュのラインナップとか。リングライト、上級機の500番台だけではなく、300番台までなくなって、一時期200番台まで生産終了しちゃいましたから。その後200番台は新製品出ましたけどね。
まだ色々あるのですが、こうしてみていて感じるのは部品供給が出来なくなって、需要も減って生産終了のパターンが多いと思います。K-3MarkIIIの場合も、部材の供給が厳しくて設計変更必要、ということの可能性を感じてます。たぶんMonochromeもそのうち生産終了になるのではなかろうか。
マイナーチェンジでK-3MarkIIIsとかやるのか、暫くフラグシップ無しで行くのか。フルサイズの新機種の噂が出ているので、それが出てからじゃないと、もしかしたらAPS-Cの上級機は不在になるかも。
とまぁ、業界から足洗ってかなり立つので、一般ユーザーの戯言でしか無いですけど、カメラ辞める選択肢をリコーイメージングがとらないこと祈りますね。GRIIIの供給も厳しいので、安定供給に努めて欲しいですよ。
K-3MarkIIIは、とても格好いいと思いますし、使っていても気持ちの良いと感じます。まぁ、個人的には初代K-3の方が気軽に使えて出番が多い、という状況ですが…。本気取りのときは、所有レンズの関係もあって、K-1MarkIIの出番がどうしても多くなっちゃいます。機材を軽量化しつつ撮影に集中したいときK-3MarkIIIの出番、というのが今の感じでしょうか。
とにかくね、頑張って欲しいのですよ、PENTAX。他のメーカーに鞍替えする気は無いので。本当は645は止めないでほしかった。いつかは買いたかったし。もしも新APS-Cフラグシップが出たとしたら、価格は上がりそうですね…。おいそれとカメラが買えない時代になってきたのが悲しい限りです。給料上がらないですし。
明日からまた仕事。しかも土曜日出社だからなぁ…。それではまたお会いしましょう。
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