さてさて、以前書いていたちょっと思いついて作り始めたもの。何となく形になってきたので、載せちゃいます。まだ使える状態にはないですがね。
自作OLYMPUS OM-PENTAX 67レンズアダプタです。
まぁ、今更感はありますが・・・。
昔はどこからか販売されていたみたいなのですが、今は手に入らないのですよね。
OLYMPUSのズイコーレンズは何本か持っているのですが、望遠系は135mmf3.5しか持っていないんですよね。
それでも十分ではあったのですが、元々PENTAXのレンズは豊富にあるのにOMボディには使えないというジレンマ。(当たり前の事ではありますけどね。)
記憶では、Kマウントのボディバックと、OMマウントのボディバックを比べると、Kマウントの方が寸法が短くて、マウント口径もそんなに大きく変わらないので、Kマウントレンズアダプタを作るとしたら、コンバージョンレンズを入れないと無限が出ないので、本来の焦点距離で使えないし、解放F値も暗くなりますしね。
ちなみに、OM-プラクチカスクリューレンズアダプタなるものは、昔購入しまして、コンバージョンレンズ内蔵のため無限撮影は可能だけど、焦点距離は伸びるし、レンズは暗くなりました。タクマー85mmF1.8とか、300mmF4くらいしか使い道無かったですね・・・。
しかし、67マウントだとOMマウントよりバック寸法は長いので、アダプタが作りやすいのです。
せっかく色々67のレンズがあるので、OMマウントでも使えればなぁ、ということで作ってみることにしました。
今回は67用の接写リング2号と、OMのオートエクステンションチューブ7を組み合わせました。
もしかしたら、67接写リング1号とOMエクステンションチューブ14以上の組み合わせの方が作りやすかったかもしれませんが・・・。
お互いの接写リングを接続、厚み調整に本当は金属で作れれば良かったのですが、加工できる工具がないので、木材を使いました。
が、両面が水平になるように削るのは手作業で行うのは正直難しい。しかもカメラのバック調整は0.01mmレベルでの調整が必要です。
うちで最も正確な寸法を測れるのは、ノギスしかありません。どうがんばっても0.05mmが精一杯。しかも精度はさほど高くはない。
厚さを調整するのに薄いワッシャーなどを挟むのですが、そんな調整に使えるようなワッシャーなど一般には売っていないので大変です。
まぁ、光軸やらなにやらも含めてきちんと作ることはできないですが、手元の工具でできるだけのことはやってはみました。
ようやく今日、無限が出るようになったので、仮組した状態です。
本当は自動絞りも連動するようにしてみようとしたのですが、色々問題があって先ほど断念。
まぁ、良い方法が見つかったら後からでも組み込むかもしれませんが・・・。そもそもPENTAX純正の67レンズアダプタだって、絞り連動しないですしね。
作業の続きはまた来週以降という事で。いつ撮影に使えるようになることやら・・・。
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