休みだからといって遊んではいられません。でも今は気分転換。
外に出ていないわけではないですが日常ネタが無いので、カメラ機材の話でも。
機動力が売りのフィールドカメラである、PENTAX67シリーズ。接写用品も充実しておりました。
通常マクロ撮影というとマクロレンズが花形だとは思います。67用でも2本のマクロレンズが発売しておりました。
古くからあったのが135mm F4.0マクロ。最大撮影倍率は約1/3です。次に比較的新しく出たのが100mm f4.0マクロ。レンズ単体で最大撮影倍率は約1/2で、さらに付属のライフサイズコンバータを付けると等倍まで撮影出来ちゃう優れものです。
私は2本とも持ってまして、特に100mmマクロはすばらしいです。マウントアダプタを利用してデジタルで撮影したりもします。
さてさて、以前も話をしましたが、倍率だけで話をするとそこそこ大きく写せそうじゃない?という気分になりますが、実際にファインダーを覗いてみると何か物足りない。
何故かというと、撮影倍率は被写体の大きさに対しての倍率です。35mm版と6x7版ではフィルムサイズに4倍以上の面積差があります。
ちょっと言い方を変えると、35mm版よりも6x7版は同じ焦点距離のレンズを使うと4倍広く写っちゃう、という事になります。
という事は35mm版でマクロ撮影をしている感覚で6x7版を使うと、本当は被写体の大きさはフィルム上では同じなのに広く写っちゃうせいで、
何かちっちゃい…。
と感じてしまいます。同じ印画紙サイズでプリントすれば当然35mm版で撮影した方がもの凄く大きく写っている事になります。
何か前置きが長くなりましたが、要は6x7でマクロ撮影すると
物足りないんじゃいっ。
となってしまいます。
そこで、接写リングやベローズを使えばさらに大きく撮影することも出来ますが、この製品が威力を発揮します。
リバースアダプターの登場です。
さらに使い勝手を良くするためにヘリコイド接写リングを組み合わせます。これでピントの微調整が出来ます。
しかもリバースアダプターを使うと、67用レンズではなく、35mm版のレンズもフィルター径と手動で絞りが動かせるものであればメーカーを選ばず使えます。
私の持っているリバースアダプターは67mm径のものですから、これにステッピングリングを組み合わせれば色々なサイズのレンズが使えます。
広角レンズを使った方が倍率が上がるので、6x7版では標準レンズが90mmもしくは105mmくらいですから、写真のように35mm版のsmc PENTAX A 50mm F2.8マクロでも明るさもあって扱いやすいですね。
さらに倍率を上げたければ24mmとか使うと、という事になりますが、そばにあったsmcタクマー 24mm F3.5を付けてみたらさらに大きくなるものの、被写体が暗くなりすぎて大変です。
ライティングが重要になりますねぇ。とはいってもレンズ逆付けしているのでリングフラッシュはポン付け出来ませんしね。
そんなわけで、今日はバケペンとリバースアダプターのお話でした~。
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