
もう既に読まれている方もたくさんいらっしゃると思うのですが、私は今この本を読んでいます。
山下景子 著
「美人の日本語」
「美人のいろは」
幻冬舎 発行
家事や趣味の合間のほんの数分数頁づつ、その僅かの時間に少しは美しい人に近づく事が出来たかな?などと思いながら読んでいます。
ブログを始めてからより一層感じるようになった事が、言葉の難しさ。

常日頃思っているのが、逆引き辞典が欲しいな~、ということ。
単語から意味を知るのでなく、これこれこういう事は一言で何と言ったら良いのですか?と引くと、その単語を答えてくれる便利な辞書。
例えば、
彼は今、この別れに対して悔しいような悲しいような切ない思いでいる・・・
と一言では言い表せないような事柄を、全てひっくるめて言い表してしまう、気の利いた単語があるはず!と思いつつ、その便利な単語がなかなか出て来ないんですね。
悲しいかな、日本人なのに日本語あまり知らないなあ、と、思う事がよくあります。
そして文章の最後の締めくくり、オチでも感動でもいいけれど、そこがとにかく難しい、という事も。
この二冊を読み始めたのも、何か言葉や文を書くことに関して得る事があるかも、発見があるかも、という気持ちからでした。
「美人の日本語」
の方は、一年365日、毎日ひとつの言葉について一頁づつ解説が書かれています。
初めから読むも良し、今の季節から読むも良し、自分の誕生日、家族の誕生日の言葉も気になりますね。

「美人のいろは」
は、いろはの順に言葉が並んでいます。
知っているようで知らなかった、その言葉の持つ本来の意味や、その言葉が生まれた理由や解説が、とても優しく美しい言葉で書かれています。
一つの言葉の意味を知るたびに、何やらほっとするような、とても暖かい気持ちになっていきます。
面白いのが、本来はいいことにも悪いことにも使われていた言葉だったのに、いつの間にかプラスの意味にしか使われなくなってきている、という言葉が幾つかあること。
本の印刷に使われている色が、ピンクや黄緑など淡い色なのですが、それは決してパステルカラーと言う洋の色ではなく、日本の色が使われているな、と感じること。
感想としてはとても月並みなのかもしれませんが、日本語って美しい、とあらためて感じる事が出来ました。
四季折々の風景を愛でてきた、私たちのご先祖様が生み出した言葉、大切にしないといけませんね。
きっと何度も繰り返し開いては読むような気がしたので、この本は書店で購入しました。
周りには同じように日本語に関する本がたくさん並んでいました。
美しい日本語の本から、現代用語、ちょっと変な日本語の使い方についてなど。
私たちは普段、美しい言葉ばかりを使って生活しているわけではありません。
方言から、流行語、若者言葉、専門用語などなど。
特に若者言葉は、その言葉の乱れを非難されがちなのですが、そんな言葉を使う時期が、人生のほんの短い間にあっても構わないと、私は思っています。
郷に入れば郷に従え、と言うのとはちょっと違うのかもしれませんが、仲間同士でいる時に盛り上がれる共通の言葉、そういうものは必要なのではないかと思うんです。
人を傷付ける言葉でなければ。
楽しくなれる言葉なら、自由に出来る今のうちに使っておきなさい、と。
いつかは正しい言葉を使わなくてはならない場所に行くことになるのだから。
そのことだけ知っていれば。
知らないならば、そのことを教えておくことこそが、大人たちの役目なのだと思います。
著者の山下景子さんの公式HPはこちらです。
「夢の言の葉」
読んでると日本語の美しさと季節感を感じ取れて
落ち着いた気分になれるのと
心に清流が流れて五感を刺激され美しくなれる気持ちになります。
それにしても日本語の美しさを再認識さてくれる素敵な本ですよね!
表紙もとても美しいですし!
この本は、一気に読んで、はい終わり、という感じの本ではないですよね。
心に清流が流れて・・・そうですね、そんな感じです。
すーっと綺麗な気持ちになれるような。
この記事は本の紹介と感想のようで、そうではない、私が「言葉」に対して思ったことをつらつらと書いてしまったので、美しい日本語から話が段々逸れていってしまって、自分でもあちゃ~
どうもありがとうございました。
ふと今日は?って思った時にベージをめくってみると、なるほど~って言葉に巡り合えますもんね。
ちなみに、今日2月15日は「埋み火」(うずみび)です。
昔の暖房器具といえば火鉢、夜になっても炭を消さず、灰の中に埋めてたそうです。
それを「埋み火」と言ってたんですね。
心の中の熱い思い。燃やし続けられないこともあるでしょう。あきらめたり続けられない事情があったり・・・。
そんな時、すっかり消してしまわなくてもいいのではないでしょうか。
埋み火のように、そっと灰をかぶせておけば。
そうすれば、心はほんのり暖かいし、いつかきっと赤く燃えさかる日も来ると思うのです。
「美人の日本語」より抜粋。
やっぱり頷けました。
言葉って面白いけど、複雑ですよね。
文章にすると、もっとかも。
何十年も生きてきたのに、まだまだ知らない言葉や熟語がたくさんるのに気が付き驚かされます。
私が自身のブログで関西弁なのは、これが一番私らしい表現が出来ると思ったから。
微妙なニュアンスをわかって欲しいんです。
自分の言葉って、どのくらいあるんでしょうね~。
微妙なニュアンス、うん、分るし、ちゃんと伝わってますよ。
自分には個性ってあるのかな~、ないんじゃないかな、って思っても、きっと人から見たら、私の文章なんかも私なりの雰囲気ってあるんだろうな、と思っています。
でも自分自身ではなかなか分らないんですよね~。
結構コメント書くほうが気楽で、素直に書けるところがあるかな。
(だからついつい長くなりがち
記事の方は、ちょっとね、気合が入ってしまう分、ちょいちょいなんじゃこりゃ
めるめるさんが抜粋した記事も、読んでると何とも心が暖かくなるような、「いいんだよ~、それで
自分も人が読んでそんな風な気持ちになってくれるような記事が書きたい~、と目標を持つのはいいんだけど、あまり気負いすぎると、自分らしさを見失ってしまうんだろうな。
自然体で書いていきますね~。
これからもどうぞ宜しく~。