たまのあしあと

きままな日々の日記などなど。

利尻島モニターツアー オボロ昆布作り体験

2010年03月20日 | 旅日記-利尻島編
次は秋元昆布さんで、オボロ昆布作り体験です

部屋に入ると酢昆布のすっぱ~い香り。


作業場。
真中に座っていらっしゃるのが師匠
えぇ、勝手に師匠と呼ばせていただきます。
御年83歳には見えない若さ!昆布は美容と健康にいいんだそうです。
きっと利尻昆布パワーなんでしょうね。


昆布を削るときの格好はこんな感じ。
専用のスリッパで昆布の端っこをえいっ!って踏んで、専用の刃物で削ります。

昆布をピンっと張らないと削りにくいので、結構力が必要!
刃物を持った手だけでぐいぐい削るのではなく、腕に膝をくっつけて、右手右足全体で
シューって刃物を滑らせる感じです。


師匠の手、つやつや昆布パワー

そこじゃなくって
師匠の削ったオボロ昆布、薄くってふわふわで綺麗~


さすが職人の技
オボロ昆布がこうやって出来るとは知りませんでした。
機械じゃなく手作業。手間も時間もかかっているんですね。


ツアー参加者も一人昆布1本ずつ削らせていただきました。
昆布が薄くなって切れるまで削ります。
それにしても昆布が肉厚!こんなに厚いんだっけ、昆布って。
さすが本物の利尻昆布。肉厚だからオボロ昆布が作れるんでしょうね。

最初は力加減が分からなくて難しかったけど、楽しかった!
かなり真剣、夢中になっちゃいました


こちらが私が削ったオボロ昆布。
削りかすみたい・・・


自分で削ったオボロ昆布と、残った昆布を袋に入れて閉じて・・・。


たまねこ製オボロ昆布の出来上がり~
この後記念のシールを貼ってもらいました。


こちらはとろろ昆布製造マッシ~ン


滑り台の滑るとこみたいなところが左右に動いて、うすーく削られたとろろ昆布が
滑り落ちてきます。
奥さまも熟練の技(やっぱり肌がつやつや)、絶妙のタイミングでその昆布を受け止めます。

ところで!
オボロ昆布ととろろ昆布の違いって分かりますか?
もちろん私は知りませんでした

オボロ昆布は、昆布の"面"を薄く削ります。
とろろ昆布はというと、昆布を何枚も何枚も重ねてぎゅう~って圧縮してくっつけて、
その側面を削っていくのです。


これがぎゅう~って圧縮された昆布
ここを削る!


とろろ昆布の模様。この層は1枚1枚の昆布が重なって出来るものです。
何枚重ねだ~?


そしてこちらも薄い!

オボロ昆布もとろろ昆布も、その場で試食
出来たてを食べるなんて、地元の方でもできないんだそうです!

しっとりしていて口の中でふんわり溶けて、味も香りも濃くっておーいし~いっ!!!
ちょっとだけ・・・って思いながらもついつい手が伸びてしまう。
やめられないとまらない~


おみやげに利尻昆布を買いました
140g入って850円だったかな?利尻昆布がこの値段なんて、嬉しすぎっ
帰りに新千歳空港で見た利尻昆布は、180gで2300円くらいでした。

後日談。
利尻島から帰った翌日の仕事で。
書類に印紙を貼ることが多いのですが、常々印紙って酢昆布みたいなにおいがするな~って
思ってました。(しません?)
翌日印紙を貼りながら、オボロ昆布を思い出してしまっておなかがすいちゃった
印紙でおなかが空くなんて・・・・
どれだけ食いしん坊なんだろ・・・



2010.3.14 利尻島 秋元昆布加工場


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