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ねここねこの家

アモクロノス~旅の戦い(battle of the journey)~ 17話 「憤り」

17話 「憤り」


激しい音だったが遠くで聞こえているのだった。

守里とベラーナは顔を見合わせたが、ベラーナが言った。

「訓練のせいで挑発したのか?」


トキノは「離れているから、それはないかと…」まで言ったが、遮るようなそぶりを見せたリリアン。


「かなり、シロハタ・カンパニー…特にマゼラは敏感になっているからありかもしれない…」

と考え込みながら言うとみんなは緊張した。



直撃したわけではないものの、ロロナは「エンド・カンパニーの近くで戦闘〜!」

さらにロロナは「離れているけど、大きいよ〜」と言い、一気に緊張が走った。


麻生は「いよいよやりやがったか、シロハタ・カンパニーめ!」と言うが、リリアンは遮るように「違うわ、ってセイナ!スクリーンを見せて!」と急かす。


ロロナはスクリーンに光景を現すと誰もが驚き固まった。


「あれ何?」口火を切ったのはトキノだった。


スクリーンには、いびつな箱型タイプの巨大なネイビーブルーの機体が、どこの国か分からないほど、様々な方向へ向かって攻撃をしていた。


周りにはモスグリーンの掘削機のような機体までいる。

モスグリーンの機体を見てリリアンは「ザンラだわ!でもあの巨大なのは…」


ララが「ザンラ?」と聞くと「掘削用なんだけど攻撃もできる、シロハタ・カンパニーの機体よ!でも…」


みんなが固唾を飲んで光景を見ながら話していると、ララがさらに「でも何??」と畳み掛けるようにリリアンに聞いた。


「…デロリデ以外の巨大なのは、シロハタ・カンパニーのじゃないわ!」と恐ろしいものを見るように言った。


セイナが「ロロナ分かる??」と聞くと「正体不明〜!」

ララが不安げに「…どうすんの?誰だか分からないんじゃ…」まで言うと沈黙が続いた。


ベラーナが震えながら、怒りを抑えるように、悲しみを堪えるように話し出す。


「ジャイワナーゾだ…」と言い「両親はあれに殺された…」と拳を握りしめて言った。


 


優しく頼もしい主人とねここねこ。猫ちゃんず(しまちゃん♀おおちゃん♂さきちゃん♀)と生活中。

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