NBAシーズンも早いもので、全体の約1/3程度が経過しました。
コロナの関係で延期となっている試合も多いため
まだまだスモールサンプルではありますが、
20-21ルーキーを現時点での評価にてランキングを付けたいと思います。
※表記について
MIN:出場時間 PTS:得点 RBD:リバウンド
AST:アシスト STL:スティール BLK:ブロック
<10位>
1巡目9位
Dani Avdija(WAS)
MIN:23.3 PTS:7.5 RBD:4.1 AST:1.9
シーズンが始まる前から完成度の高さで注目されていたAvdija。
現状の活躍は及第点と言った所。
よく言うと「優等生」、悪く言うと「小さくまとまってしまっている」
と言った印象。チーム事情もあると思うがもっと出来る能力はある。
今期の急激なブレイクは難しいかもしれないが、長い目で見ると
サイズに恵まれておりシュート力もある。そしてバスケIQも高くルックスも良いAvdijaは数年後にはリーグの人気選手の1人になっている可能性もある。
なんとなくのイメージはKukoc
<9位>
1巡目30位
Desmond Bane(MEM)
MIN:22.4 PTS:9.6 RBD:2.9 AST:1.4
チームの苦しい台所事情もあり、序盤から出番に恵まれているBane。
現在、リーグトップの3P%(50.8%!)を残し予想以上の活躍を見せている。
ただ、ガードとして見るとスキルが乏しい部分もあり
今後も継続して活躍を続けられるかはまだ不確定な所がある。
また、人気的な側面で見てもグッドプレイヤーとして長くプロ生活を続けられる可能性はあるがチームの顔になるタイプではないかなと思っている。
(この予想は是非外れて大活躍してほしいと思います。)
<8位>
1巡目5位
Isaac Okoro(CLE)
MIN:34.9 PTS:7.9 RBD:2.3 AST:2.0
今季ルーキーの中で断トツの出場時間を誇る。
出場時間が長いということは、監督からの信頼が厚くチームの主力であるということ。
そういう意味では、今回のランキングでももっと上の順位で良いかもしれないが
実際の成績が「数字に表れすぎない選手」とも言える。
出場時間が多いということは、逆を返せば成績が頭打ちであるということでもある。
よって、チーム事情が大きく変わるかOkoro本人のプレイスタイル変更や成長が無い限りはこれ以上の伸びしろが見込みづらい。
現状は、若手には珍しいディフェンスにパラメーターを振り切った選手の為
成績が影響する各賞への参戦やカード的な人気は出づらいかもしれない。
しかし、バスケへの理解度は高く身体能力はピカ一。可愛らしいルックスでもある為、今後大化けする可能性もあるとは思う。
<7位>
1巡目4位
Patrick Williams(CHI)
MIN:25.8 PTS:9.7 RBD:3.8 AST:1.1
「ザ・いい選手」ってイメージのルーキー。顔はだいぶ渋めの19歳。
開幕からスタメンの座を獲得し、実に安定した活躍を続けている。
シュート力がありディフェンスも上手い。コーチや仲間からの信頼も高い。
無理をすることもなくチームでの自分の役割をしっかり認識している。
ただ、チーム事情などもありWilliamsについても今季この後成績が大幅に飛躍する可能性は低いだろう。
それでも、安定した活躍を続けしっかりと平均2桁は超えてくるのではないか。
<6位>
1巡目25位
Immanuel Quickley(NYK)
MIN:19.3 PTS:12.4 RBD:2.3 AST:2.7
Baneと同じくドラフト時からは予想できないほどの活躍をし周囲を驚かせている選手。
アンダーサイズながら、バスケが上手く特に得点を取ることに関しては今季のルーキーの中でも随一。
特にここ数週間は活躍度を更に上げ、スタメンのPaytonをも脅かす存在になってきている。ここ直近6試合では31得点の試合もあり平均23.8分出場で実に18.7得点の大活躍をしている。
タイプ的には6th manとしてベンチから得点を取り続けるのではないかと思うがスタメン昇格も可能性はある。
このままの勢いを続ければ、シーズン終わるまでには平均15点を超えAll Rookie 1st入りの可能性だけでなく6th man候補にも名を連ねる可能性も。
ClippersのLou Williamsにタイプが非常に似ている。
<5位>
1巡目2位
James Wiseman(GSW)
MIN:21.0 PTS:12.1 RBD:6.1 AST:0.7
未完の大器感はスゴイが、1年目としては十分な活躍。
チーム状況にも恵まれており、いいパスが多く来る為得点が伸びやすい。
また、ガベージタイム(試合がの大勢が決まった後の時間帯)にも出場させてもらえるので更に成績は伸びやすい。
勿論、Wiseman本人の能力も高くサイズがある上に走力がありアウトサイドも打てる。そして、勉強熱心で貪欲に学ぶ姿勢は素晴らしい。
完成度自体はまだまだ高くない為、伸びしろは相当高い。
最高に上手くいけば、EmbiidやTownsのようなスーパーセンターと戦えるほどの逸材。てか、Embiidみたいになってほしい。恐いのはとにかく怪我。
<4位>
1巡目15位
Cole Anthony(ORL)
MIN:26.9 PTS:11.0 RBD:4.5 AST:3.6
今季のルーキーで実力が4位かと言われると微妙だが、チームの主力が立て続けに怪我をして離脱してしまったこともあり、Cole自身にとってはこれ以上ないほどの状況にはなっている。
特にチームの司令塔だったFlutzが今季絶望となってしまったこともあり、恐らくColeはシーズン終了まで司令塔として出場時間が確保されている。
現状ではかなり苦戦している部分も多いが、それでも最近はしっかりと数字を残すようになってきており、試合を決めるブザービーターも既に1度決めている。司令塔としての勉強はまだまだ続くが、他のルーキー以上に多くの経験を積める為、これから更に成績を上げてくるかもしれない。
<3位>
1巡目12位
Tyrese Haliburton(SAC)
MIN:28.9 PTS:11.2 RBD:3.7 AST:5.4
恐らく今年のルーキーの中では現時点で一番バスケが上手い選手。
バスケIQがとても高く完成度が非常に高い。
チームに才能溢れる若手が沢山いる為、なかなか飛びぬけた活躍はしないが
恐らく既にKingsの中でもバスケの上手さはトップ3に入る。
若干渋めの活躍をするタイプなので、めちゃくちゃ人気が出るかは微妙だが
MiddletonやBrogdonのように確かな実力派として大成していく可能性は充分にあり得る。All Rookie 1st入りは濃厚で、新人王の可能性もある選手。
<2位>
1巡目1位
Anthony Edwards(MIN)
MIN:26.2 PTS:13.6 RBD:3.1 AST:1.9
アスレチック系プレイヤーを絵に描いたような選手。
ハイライトダンカーとしては今季のルーキーの中でもトップクラス。
得点能力も高いので成績的には見栄えのしやすいタイプ。
ただ、プレイ自体の質は決して高くはなくデタラメなシュートセレクションなども目立つ。
しかし、多くのスタープレイヤーもそういった新人時代を過ごしてきており
大人しめの選手が多い今季のルーキーの中では、一番ルーキーらしくていいかもしれない。最近スタメンに昇格し成績もしっかりと上げてきており、このままスタメンに定着し活躍を続けることが出来れば、平均17-8点まで上げて新人王候補に名乗りを上げる可能性も出てくる。
現状はよくてOladipoくらいかなと思うけど、頑張ってもっと覚醒してほしい。
<1位>
1巡目3位
LaMelo Ball(CHA)
MIN:26.0 PTS:12.7 RBD:5.9 AST:6.0
Ball三兄弟の三男。Ballパパの最終兵器。
結構やばいメンタルしてるかなと思ったけど、プレイは実際スゴイ。特にパスセンスは相当高く華もある。
サイズもあってリバウンドにもよく入るのでトリプルダブルを簡単にこなせるタイプ。
シュート力があるかどうかは微妙だけど、少なくとも新人時代のJason Kiddよりはシュート力も高い。
今のところは優等生な感じでチームとも上手くやってるので、これを続けられれば順調に成長していくのではないか。
1年目は出場時間が30分を超えることは無いかなと思うので、成績は良くて15点7リバウンド7アシストくらいかと思うが現時点では新人王筆頭候補。
Jason Kiddみたいに勝てる司令塔になるのが最高の未来像かと。
と、ツラツラと個人的意見を織り交ぜながら印象を書かせて頂きました。
(カード的目線)
今季は去年、一昨年と比べるとちょっとカード的には地味な感じのプレイヤーが多いかなといった印象です。
EdwardsやWiseman、Avdija辺りが覚醒してくれると面白くなるかなと思ってます。逆にLaMeloやHaliburton、Quickley辺りがこの年のトップとなるとカード的にはあまり人気のない年になっちゃうかなとも思います。
とにかく、上で紹介した10人、そしてここに載っていない新人達もどんどん活躍してくれることを祈ってます!!