切り株老人の庭

景色の中にリサイクル工作で作ったペットボトル製の風力計を見つけて、なんだか気になり、細い路地を入ってみた。
その先は袋小路なんじゃないかと思ったけれど、好奇心と勘がクロスして知性を上回ることがよくあるんだ。




ラッキーだったこと半分

アンラッキーだったこと半分





ギャンブルはしない性質だけど、ギャンブルの要素のない人生もありえない。
生きるために狩ることはギャンブルで
生を守り抜くため走ることもギャンブルだ。

ギャンブルを肯定はしないけれど
肝心な時に勝負できる素質は必要だ。
その人成りの性質に問題ありでも、その人が勝負できる人なのかは性質ではなくて資質なのだろうと思う。
それは、私に備わっていないものだ。
打算も勝負のひとつとするなら別として…

それはさておき回転するシンボルの下だ。
角地にある人様の庭先であるようで庭とは隔絶しているような空間だった。
公園でもなさそうだった。
なにやら飾りつけがあって、風情の相性が良くなさそうなものが混在しているような気もする。

切り株老人はその山車のような高みにあり、路行くものを見下ろす。
見守るでもなく　見下すでもなく…

それは、そびえ立つ大樹が足元を行くものを送る姿となんら変わるものではない。
大樹も大樹成りの勝負をしている。
人ほど気の短い勝負をしているわけではないのだし。

人は人成り。
貴方は貴方なり

私も私なりに