人間は年をとると石になってしまうものなんだ…
白いのや黒いのもいるな。
みんな同じくらいの人間だったのに石になると大きさもバラバラだ。
あれだけ忙しい生き物なのに
石になるとこんなにおとなしくなってしまうものなんだ。
そういうわしも
葉をたくさんつけていた頃は
風の夜に騒いだものだから人間のことばかりもいえないな。
しかし
近頃の若い木は、枯葉の落とし方も知らんようだ。
すぐバサーッと落として
風流というものを考えないな…
白いのや黒いのもいるな。
みんな同じくらいの人間だったのに石になると大きさもバラバラだ。
あれだけ忙しい生き物なのに
石になるとこんなにおとなしくなってしまうものなんだ。
そういうわしも
葉をたくさんつけていた頃は
風の夜に騒いだものだから人間のことばかりもいえないな。
しかし
近頃の若い木は、枯葉の落とし方も知らんようだ。
すぐバサーッと落として
風流というものを考えないな…
少しずつ落ちていくから、一層はかなく感じます
そこに、ひとは無常と命を感じるのかもしれません
成長のメカニズムといえばそれまでだけど、無から生じてきたかのように感じられます。