貯蔵品(ガラクタ)のスイッチング電源を使う計画でしたがトランスを使うことにしました。
思ったより早く、Aliexpressから電圧計・電流計が届きました。
バックライト用電源は8~12Vとのことなので006Pで点けてみました。
電圧はできるだけ正確に知りたいですが、校正されたものを持っていないので手持ちの複数の測定器の平均をとってみようと考えています。
入っていた7cm四方の説明書に描かれている図は実物と違います。
多分このボリュームで調整できるのでしょう。
手に入ったトランスは 2次側 24V2A × 2回路 ですので並列運転して4Aです。
キットについてきたヒートシンクが小さくて心もとないので、少し大きめのを調達しなくてはなりません。
冷却ファンも検討です。
進捗がないので「その2」とは言えず「その1の2」に留めます。
(インチキ)ダミーロードが出来上がり、次は実験用電源を作ろうと思います。
準備に時間がかかって、本丸の電波を受けたり出したりする装置の製作まで道のりは長くなりそうです。
遠回りしていますが、道草を喰いながらいろいろやってる過程で拾い物もあるでしょう。
あちこち漁ってみたら、気が遠くなる程昔にインターネットオークションで落札した±15Vのスイッチング電源(イーター電機工業 製)がありました。
容量の割に大きいです。
ノイズが心配ですが、フィルターの勉強にもなるし常時点けるている物ではないのでこれにします。
1年程前に買った「秋月電子通商」さんの安定化電源キット(1.2V~20V可変)です。
高精度を求めなければ、こいつに電圧計・電流計をくっつければ使い物になりそうな気がします。
見やすいデジタル計を探していたらAliExpressに手頃なのがありました。
送料込みで日本円で1,800円位なので注文しました・・・・が3月23日発送予定だそう。
Expressではないですね。
その間にケースの選定等してみようと思います。
その2で「次回」「次々回」と言いましたが、あっけなく予定の特性が得られたのでこれで完結です。
◆組立て
ご本尊の抵抗器にシリコングリスを塗り取付け、次にヒートシンクをケースに取り付けます
シリコングリスはケチらずタップリ塗りましょう
取付完了です
この辺りを外すことはないはずなので思いっきり締めました
ヒートシンクで手を切りやすいので、力をかける作業は軍手をはめてしました
コネクタを取り付けました
表面を保護しているビニールをこの時点で剥がしました
次は結線です
と言っても難しい部分はなく、できるだけ短く、しっかりハンダ付けして止めるだけです
ピックアップ用のコイルは、T50-43(※)に0.4mm位のPEW (ポリエステルエナメルワイヤー)を30回巻きました
巻数は適当でインダクタンスも計測していません
※トロイダルコアの品番です
この方の説明 (http://neofine9.sakura.ne.jp/work/toroidal/toroidal.html)が簡潔かつ親切に感じました
できました
ファンを取り付けたくなった時のために開けてある背面の穴は、内側からアルミテープを貼って塞いであります
◆測定
1.周波数特性
VNAで1MHz~500MHzまでのVSWRを測定します。
絶対値が必要なので測定前に校正しました。
ほぼ真っ平。
430MHzまでなら使えそうです。
ちなみにこの上も見ましたが1GHz位までは使えそうでした。
2.耐圧(温度上昇)
手元には10Wオンボロ144MHz機しか無く、そいつで連続15分ほど温めてみましたが、手で触っても変化が分からない程度で熱電対を持ち出すまでもありませんでした。
100W30秒は大丈夫でしょう。
3.ピックアップの具合
適当に巻いたコイルのピックアップでしたが、145MHzでは機能してくれました。
コネクタを外すのが面倒でレタリングはシールです。
それなりに使えそうなダミーロードができました。
かかった費用は2,500円位かな。
Arduinoという面白そうなものがあるようです。
VFO 2TONEジェネレーター エレキー 周波数カウンター 等できそうです。
その前に実験用電源を作らなくては。
安定化電源のメンテナンスもしたい。
その2は「前準備」と「穴あけ」です。
前回の投稿につきアッテネーターに関するアドバイスをいただき、ブログも拝見しとても勉強になりました。
男うちごはんさまありがとうございます。
迷った結果『別途ステップアッテネーターを作る』と決めました。
理由は、このダミーロードの測定用端子には、同軸ケーブルを通したトロイダルコアでピックアップしたものを出そうと考えており(うまくいくかは不明)つまり入力電圧そのものでなく値に意味は無いことからです。
しかしアッテネーター(特に受信感度測定などに)は欲しいのです。
仕様を決めたので早速製作にかかります。
先ずは前準備。
【1】抵抗の端子用台座を作ります
使う予定の抵抗器は下の写真のような形で真ん中の端子がひ弱です
同軸ケーブルの芯線から受ける力に耐えられそうに思えず台座を用意することにします
約3mmの厚みが必要なので基板を3枚分重ねて使うことにして切り出しました
1枚のみ端子が付く部分を油性マジックでカバーしてエッチングします
エッチング液に使う物は台所と救急箱にあります
--参考----
Digi.Mecha.Worksさんの「クエン酸を使ったプリント基板のエッチング」
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1.ジップロックにエッチングする基板が余裕で浸る位のオキシドールを入れる
2.溶けなくなる(つまり飽和する)までクエン酸4:塩1の割合で掻き混ぜながら入れる
3.基板を入れる(気温が低い時は湯煎する)
4.インスタントコーヒーを淹れる
5.気が向いたら様子を見る
6.泡(気泡)が出てきたら化学反応している証拠です
※発生しているガス、エッチング後の液は毒性の強い危険物です
適正に処理してください
エッチング液は、アルミホイルをちぎって入れておくとできる沈殿物を取り除けば多めの流水と一緒に流して大丈夫のはずです
間違っていらたご指摘ください
エッチングが終わった台座用部品
アロンアルファで接着します
このように使う物です(穴開け後のヒートシンクに乗せてみた写真)
【2】穴開けです
ケースの天地を逆に使うほうが都合よさそうです
こんな感じにしようと思います
ケース上部に乗せるヒートシンクは両面テープで仮付けして固定用の穴を開けます
前面は図面を原寸大で印刷しテープで張り付けました
抵抗器部分の角穴は現物合せで開けました
穴開け行程は両手が塞がっていることが多く写真を撮る余裕がありませんでした
精密にと心がけますが、やはり手持ちドリルだと位置はズレるし垂直を保てません
フライス盤せめてボール盤が欲しい
穴開けを終え本日はここまで
次回は組み立て、次々回は測定・・・と進みたいと思います