「残業ゼロ」の仕事力 | |
残業ゼロの仕事ってさ、結局何を求めるんだと思う? 過集中だよ。継続して毎日過集中出来るヤツがいないからこそ、残業があるんじゃん。 |
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日本能率協会マネジメントセンター |
こんにちは。
個人的には、酷い目に遭ってるから、残業100時間の大変さと、残業ゼロ時間の大変さは、計り知れないものがある。
基本的に、残業100時間って、始めてしばらくの間経つと、効率がドンドン低下し、周りも低評価を下しがちになる。
集中できない程、沢山のプロジェクトを抱えた日には、もう、会社に来て、ひとつふたつのプレゼンの書類を作って終わりと言う状態になる。
え?ひとつふたつのプレゼンの資料でも、足りないの?
そう。課されてる仕事のノルマを考えたら、そうじゃないね。手付かず山積みだもの。当人、それが目に入るから、とにかく、惰性で走る。惰性だ。ここ大事。
惰性から、精神疲労肉体疲労へと繋がるので、終わりなき道を走ってる気がするようになる。でも、効率は極めて悪い。自分の自由時間に思いっきり身体を休めないと、とにかく疲弊する。
プライベートまで、仕事の体調管理できりきり舞い。
では、残業ゼロ時間ってどうなるかって言うと、人員を増やせれば、助かるだろうけれど、これも、案外アテには、ならない。人員を増やしてコストをかける事を、社は尊ばず。
なので、これのクリア方法としては、ギフテッドがよく使う「過集中」これを使用。
でも、正直に言えば、朝9時から6時まで、過集中のまま、人は5日間連続しては、働けない。
分からない上司が、過集中を見て、ドンドン仕事を振っても、過集中は、所詮、火事場のクソ力なので、それを、1週間2週間、1ヶ月、1年は、続かない。
そんなこんなしているうちに、当人の肉体疲労が激しくなる。
精神疲労より、肉体疲労どころか衰弱が激しくなる。腰を抜かしたり、仕事以外廃人になって走る奴もいる。
なんにせよ、どっちの勤務方法も、基礎体力は必要なのだが、それだけではなく、空いた時間は、離席する位の当人に逃げが必要である。
自席で、インターネットでも、やろうもんなら、あっという間に他から仕事が降ってくる。
現職は、過集中しても、過集中しない仕事もあるから、メリハリがついて結構楽なのだが、前職は、過集中の過集中で、勤務時間1点賭けだったので、次第にドンドン気づくと仕事が増え、
気づくと、残業を許さずに帰れとか、残業につけないのなら、成り行き上勤務してけとか、多くなった。
只でさえ、過集中で、疲労である。歩くどころじゃない。疲れて苦労している。んで、やっぱり、わたしは、ブラック職場に当たりやすくて、それは、もう仕方がないのかなと思うけれど、続き過ぎると、休日もままならない。
つーか、良く出来てたようなんだ。採用したては、神の如くの過集中。だから、いつもそういう人なんだと評価されるとさ、長くは持たず、思い詰めるんだよ。
今だって、わたしは、時々、2chのメンタルヘルス板読んでたりするもの。ああ、同志がいるんだって。書き込まないけれど、お前も持ちこたえろって、思うもの。
で、本来こんなにキツい勤務場所だけじゃないんだよ。
でも、そういう場所は、高卒大卒から、休まず席を守り通してきたひとのモノであって、わたしのような駐在帰り、子育て帰り、肉体壊れた系の入る隙なんてないんだよ。
わたしのような場合には、もう、割り切って、現金よろしく、口座振り込み24時間待ってます系で、ガテンさながら、勤務するしかないわけ。
ただ、確かに、守り通して来た人より、実入りは良いのは事実。あまつさえ、税金で沢山持ってかれるのも事実。
極めて嬉しいオファーが来るのも事実。その上、ブラックなアルバイトに職場から出されるのも、事実。(苦笑)
で、新卒が働くって、いきなり、スキルがない人に、ハードな仕事を振っても、これも片付かない。
人にはペースってのがあって、それが取り戻せないと、病んじゃうんだと思う。わたしの少し上の世代は、そのペースを著しく乱すことで、修羅場耐性をつけたようなんだけれどね。
ノリは極めて体育会系。
ただ、体育会系職場の方が知名度があって、金になるから、人は退く考えを捨ててしまうんだと思う。
わたし?
もうダメだ、もうダメだって、走ってるよ。修羅場過ぎて、血も吐いて、病院行く体力もなかったし。
ダメな時に持ち堪えれば、出世するのかって言われると、
それをダメと思わない、見せない人が出世するんだと思うよ。それも、「適性」って事。
残業ゼロと、100時間では、勤務方法が違うと言う話でした。
朋