王様の耳と猫の耳

日常と異国の話をまぜこぜで書き散らし

食べられるパン

2024-01-27 18:44:25 | 糖尿病をやっつけろ

ご飯はもちろんだけど、小麦粉、パスタやパンも血糖値を上げるので、食べる量を減らしたり、食べ方を工夫したりする必要がある。

ということで、スーパーのパン売り場を仔細に見たら、低糖質パンというのが何社かから出ていた。

はじめに見つけたのはパスコ。食パン、クロワッサン、マフィン、チーズパン、くるみパンとあって、なかなかのラインナップ。普通のパンよりももちろん高価だが、糖質は低く抑えてあるので好印象。とりあえずひととおり買って食べてみて、最近はクロワッサンとマフィンだけ買うようになった。

他にクリームパン、ソーセージパン、アンパンなどもあったが、糖質を抑えているのにあんこって。どうしても食べたい人にはありがたいのだろうけど、私は必要ないなと思う。

パスコ以外に、フジパンやヤマザキも低糖質パンを販売している。ヤマザキならパスコより手に入れやすいように思うが、今のところ食パンしか見ていない。フジパンのクロワッサンはマーガリンの味が際立つので、バターファンの私は1度しか購入していない。

他に、ホームベーカリーを買って、パンを自ら焼くことにも挑戦。以前普通のパンは焼いたことがあるので、ハードルは高くなかった。

ホームベーカリーはエムケー精工という会社の1番簡単で安いやつ。

低糖質パンのレシピはネットにたくさんあるけれど、どうやら皆さん試行錯誤を重ねた上でご自分のパンにたどり着いているらしい。

ということで、手っ取り早く『低糖質パンミックス』でいこう!

いま使っているのは富澤商店のブランパンミックスと日清の低糖質パンミックス。どちらもドライイーストやバター、卵などは別に用意しなければならないけれど、量って入れてスイッチを押すだけだから簡単。

富澤商店のブランパンはふすまたっぷりなのか茶色くてもちもち。食感が気に入っている。

日清の低糖質パンは白くて普通のパンみたい。夫がぶどうパンにしてくれというので(うちではレーズンパンでもレーズンブレッドでもなくぶどうパン。だって昔はみんなそうだったよ)、干しただけの干しブドウを入れてみたり、鬼クルミを細かくして入れてみたりしている。

ネットで検索すると冷凍状態で販売されている低糖質パンもたくさんあるようで、冷凍庫に余裕があれば(うちはない)、もっといろいろ試してみることができそう。糖尿病でも意外に世界は広いね。

 


買い物がつまらない

2024-01-23 20:58:30 | 糖尿病をやっつけろ

以前は毎日の買い物に出ると、今日のセールの棚や新商品の棚を必ず見に行って、目新しいものは一回は買って食べてみた。買わないまでも、とにかく手に取ってみた。興味深いから。

でも、病気になってからは、加工食品ならまずは裏に返して炭水化物の量を見る。カロリーよりも炭水化物、糖質。するとほとんどのものに糖質が入っている。かなりたくさん入っているものも多い。かまぼこやさつま揚げもよく見ないと買えなくなった。肉の加工品もそう。

生鮮食料品。野菜、肉、魚はいいけれど、加工した食品にはほぼ間違いなく糖質が入っている。

最近では買えないものばかりになった。素通りする売り場も多く、買えるのは普通のチーズと高カカオチョコレート、大豆やナッツだけ。

なんか世界が狭くなった気がするなぁ。

 


今日の夕飯

2024-01-18 00:33:32 | 糖尿病をやっつけろ

今日の夕ご飯は三色ご飯だった。

ご飯の上に鶏そぼろ、さやいんげんを茹でて刻んだもの、炒り卵をのせて、茶色、緑、黄色を楽しむ。

おつゆは、最近我が家で流行している豆腐とカキの味噌汁。前菜はごぼうとまいたけと糸こんにゃくの炒め。

本の中でお医者さんが、炭水化物を食べるのは、食事を始めてから30分経ってから、最低でも20分は我慢しましょう、と言っていた。

野菜や海藻、こんにゃくなどの料理だけで30分持たせることは可能だが、そうするとそれだけでおなかがいっぱいになって、食事が終わってしまう。

それはそれでよいのだけれど、今日は三色ご飯がメインだから、何とかそこまでたどり着かないと。

ああ、まだ15分しか経っていない・・・

そこでハッと気が付いた。今日はコメのご飯ではなくて、カリフラワーご飯にしたのだった。

ダイエットのために、ご飯にこんにゃくや豆腐、カリフラワーの刻んだものを加えて、嵩増しするという方法があるらしいのだが、いっそご飯の代わりに刻んだカリフラワーにおかずをのせたらいいじゃないの。というわけで、今日のどんぶりにはご飯は入っていないのだった。時間調整して損した。

ご飯もパンも大好きだが、といってそれほど執着もない。そんなだから、糖尿病食も全然苦にならない。

問題は、体重が減り、血糖値も正常値に戻ったのを確認したお医者さんが、血糖をはかってくれなくなったこと。血液検査なんて、半年に一回すればいいなどとのたまう。それでは現状がわからないではないですか。自分で血糖値をはかれる機械ありますよね、と聞いたら、保険はきかない、結構価格が高い、それにどうせすぐに飽きるでしょと言われた。う~ん、図星かも。


病の原因と食べ方を変えた結果

2024-01-17 00:51:58 | 糖尿病をやっつけろ

もともと血糖値が高めだから気を付けて、と言われていた私。気を付けてと言われても、甘いおやつをあまり食べないようにするくらい?

はじめは少しは心がけるけれども、季節には桜餅や柏餅、クリスマスケーキ、誕生日ケーキくらい食べるよねぇ。そんなことを思っていたのだけれど、ごはん、パンなどは全くノーマークだった。そばも好きだし、むしろ脂肪に気をつけなきゃと思っていた。

そして昨年春、ユーチューブなどで小麦粉の害を言う人がいるのを見て、もし一か月小麦を食べずにいて体調がよくなったら、あるいは再開したときに具合が悪くなったら、その人には小麦が向かない可能性があるというので、じゃあ一か月小麦を断ってみようかということになった。

しかし、時は春。おりしも日本の奇祭「ヤマザキ春のパン祭り」の季節である。別にお皿は欲しくないけど。

欲しいのはリサとガスパールグッズ。パスコのシールも集めたい。

というわけで、4月中は菓子パンを買いまくり、食べまくった。

5月に小麦断ちをはじめ、パンもうどん、ラーメン、パスタもやめたのだが、ご飯はもちろんしっかり食べていた。

そばも十割そばを食べていたし。

それに、2月の半ばから五十肩になり右腕が全く上げられなくなったばかりか、腕が痛くて眠れない、寝られても夜中に痛みで目が覚めるという状態で、3か月くらいずっと睡眠不足だった。

糖尿病を宣告されてから調べると、血糖値をあげるのは炭水化物の摂取、運動不足、インシュリンの不足や効きが悪くなることのほかに、ストレスが挙げられていた。人がストレスを感じると、体が危機的状況であると判断し、すぐに動けるようにと肝臓から糖を出すのだそうだ。痛みと睡眠不足。そんなストレスがずっと続いたのだから、肝臓だって全力で糖を生成しただろう。これも急な血糖値上昇の原因のひとつだったと思う。春のパン祭りだけではなく。

本で読んだ知識から食事療法を始めたら、すぐに空腹時血糖は下がり始めたが、ヘモグロビンA1cはむしろ上昇していき、1か月後に最高値8.1をつけた。糖尿病といわれたころに五十肩が治ったので、時期的にはちょうど痛みのストレスが消えて1か月で血糖値の平均値が最高値になり、2か月後には6.6、そして4か月後には正常値の5.6まで下がった。空腹時血糖も5月末は225(!)もあったのに、8月には91まで下がった。

体重、体脂肪も5月末には最高55.5kg, 34.2%だったが、今では体重約44kg, 体脂肪約20~21%になった。こんなに痩せなくてもよかったような気もするが。

夫もおやつ以外は同じようなものを同じように食べているので4~5kg痩せたらしい。食べ方さえ変えれば、痩せるなんて簡単だなと言っている。タイマーで時間をはかりながら、5分間は野菜だけなのはめんどくさいとぼやいてはいるが。

この調子で血糖値を安定させれば、薬を飲まなくてもよくなるのかなぁ?


食べていいもの・悪いもの

2024-01-15 23:25:32 | 糖尿病をやっつけろ

糖尿病を抑え込んだというお医者さんの本を読むと、血糖値をあげるのは炭水化物だから、それをとらなければいいと書いてある。

一方、普通の糖尿病関係の本やダイエット本には、炭水化物は脳にとって大切な栄養素だから、必ず一定量とらなくてはいけないと書いてある。

どっちがホント?

炭水化物をとらなくてもいいというお医者さんは、ご飯を食べなくてもおかずの味付けに糖分は結構入っているし、糖が足りないとなれば肝臓が脂肪を糖にかえるから大丈夫とか書いている。とある糖尿病専門の病院の療養食を紹介した本も出ているが、一日のうちいわゆる主食は朝食のロールパン一個だけ。昼も夜もご飯もパンも麺類もナシ。それでみんな調子がよくなるという。

母に話したら、ご飯が食べられないなんて信じられないと言っていた。ご飯大好き人間だから。

私もご飯や麺類を男性並みに食べてきた。多少は太ってきたが、年齢が年齢だから普通だと思っていた。

しかし、血糖値を下げるために食べるなと言われたら、やってみるにやぶさかではない。

糖尿病と宣告されたのが去年の5月末。それ以来、ご飯を食べるときは多くて80g、少ないときは50g。パンはパスコの低糖質パンか、ネットで調べた低糖質パンミックスをホームベーカリーでやいて、大体8枚切りにして一度に1枚だけ。

野菜とタンパク質でおなかがいっぱいになったときは、炭水化物なしの時もある。

ある本に、から揚げ定食を食べるときは、から揚げを2つくらい増やしていいからご飯を半分にして、野菜の小鉢をひとつつけると書いてあった。つまり、タンパク質と脂質は摂ってもよい。野菜やキノコ、海藻などは積極的に摂取して、炭水化物はできるだけ減らせということらしい。

そこには、お酒だって飲んでもいいよと書いてあった。ウイスキーなどの蒸留酒は血糖値に影響しない。醸造酒は血糖値をあげるが、ワインはその限りではないので、赤ワインや辛口の白ワインなら飲んでもよし。ご飯を食べずにおかずだけで、お酒も飲めるなんて、呑兵衛のいいとこどりみたいな感じだが、どうやらそういうことらしい。

昨年6月から、我が家では、お米の消費が極端に減り、買い置きのパスタやそば、うどんは賞味期限切れとなり、野菜・キノコ・こんにゃく・大豆・酢の消費が増えた。

夫の血糖値は全く問題ないが、内臓脂肪が気になると言って、おやつ以外ほぼ同じものを食べている。結果、ふたりとも痩せた。以前ダイエットを試みた時より瘦せた。私など、「防風通聖散」を飲んだ時より痩せた。漢方薬いらずだ。

もちろん血糖値も下がった。一応薬も飲んでいるけどね。