わっさわさに茂ってるヘクソカズラ(屁糞葛)。
なんちゅー名前(和名)つけられとんねんと思うけど、まぁ確かに結構な匂いがあるからなあ。
正直なとこ、由来になってる匂いよりも名称の方がインパクトありすぎて覚えてしまった。良いんだか悪いんだか。
wikiによると万葉集の中にも「屎葛(クソカヅラ)」の名で詠まれているらしい。
ええーそんな昔からその名前? なんか泣く。
でも地方によってはサオトメバナ(早乙女花)とかサオトメカズラ(早乙女葛)とも呼ばれているとか。
確かに花はちょっと可愛い…赤の色合いもなんだか独特で。
英語ではスカンク・ヴァイン(スカンクの蔓)とかスティンク・ヴァイン(臭い蔓)、中国(漢名)では鶏屎藤(ケイシトウ)と呼ばれるそうな。
とにかく臭いってのが共通しているわけで、しかしそれでも薬用に用いられたりもするんだね。
センブリとかもそうだけど、その効能に気がついた人すげースわ。
当のヘクソカズラからしてみれば、そんな名前なんて人間が勝手につけたモノのであって、ワタシはワタシよ知らんがなってとこだろう。
なんかね、シェイクスピアの「薔薇はたとえ別の名前で呼ばれてもその甘い香りは変わらない」ってのを思い出しちゃう。
(香りに関しては逆のパターンではありますが笑)
あ、いちおう本人の名誉?のために。
あくまでも茎や葉を傷つけた時に強めの異臭を放つのであって、普段からそーいう匂いなのではないですゾ〜。