日本の歴史で「富国強兵」が叫ばれた時代は、江戸末期から明治維新のころとなる。
16世紀にはスペイン・ポルトガル、17世紀にオランダ、18世紀にロシア、19世紀(西暦1801年~1900年)になると、欧州・ユーラシア・米国など多くの国が、植民地を求めてアジアに出没する事になる。
○ スペインは、 カトリック教(イエズス会)の布教を端緒に植民地化を
狙っていた。 奴隷売買が露呈し「バテレン追放令/1587年」を受けた。
○ ポルトガルも、カトリック布教で先鞭を付けた侵略が目的だった。
16世紀からアジアを含む全世界で奴隷売買を行っていた。
○ オランダは 、貿易通商を目的にしていた。
1600年の漂着船から始まり、1609年から幕府と貿易を行った。
○ ロシアは、1792年頃から数度に渡る通商の要求や、択捉への上陸などを行った。
○ イギリスのアジア植民地侵略は「清とのアヘン戦争 / 1840年」や、日本では
「生麦事件 / 1862年」を原因とした「薩英戦争 / 1863年」での交戦。
また、インド・セイロン・ブルネイ・マレーシア・香港など多くの太平洋
インド洋域の国土を植民地にしていった。カトリック教の布教による思想操作で
日本侵略を目論んでもいた。
○ フランスは「日仏修好通商条約 / 1853年」を江戸幕府と締結した。
○ アメリカは、ペリー来航/1853年~1854年の日米和親条約締結など、日本との
通商を求めた。
植民地獲得の目的は、産品の貿易、人身売買、領土の占領または寄港地の租借など、上記の国々で狙いは分かれるが、宗教の布教と占領地の侵略は密接に関係していた。特に、カトリック教信者は、布教で改宗した信徒を利用して植民地化を目論んだ。
戦国時代は「強兵」の時代であり、戦闘経験が豊富な武士が国中にいた為、ポルトガル・スペインのカトリック教国は幕府との関係が力によって行動が制限された。
しかし、豊臣家の治政から徳川家の治政と時を経ると、国内の戦も治まり武力に対して備えが疎かになる。18世紀から19世紀に渡る200年の平和な社会に慣れて武装が衰えた結果、先に記した外国の干渉で、アジアでの欧州列強による侵略と同様にロシア・イギリスに脅かされ、アメリカとの交渉は銃砲を携えた砲艦外交によって不平等に屈した。
遠藤周作は著書「殉教」で、ポルトガル人カトリック信者を悲劇の主人公として描いている。西洋神の元の平等などと、人身売買のお先棒を担ぐ宗教者が何をか言わんや、外国に売られた日本人を奴隷という家畜扱いして許されるのか、棄教が悲劇などと悲しむ彼らの誤った歴史感と傲慢さに怒りを覚える。
時を越えても尚アングロサクソンは、高潔の仮面の下に邪悪さを忍ばせる。キリスト教の教義に帰依し神に選ばれし白い肌の民は、肌の色が異なる民族を家畜と一緒の動物と見做し良心の呵責など無い。
戦国武将は「国民=領民」を護る気骨があった。
江戸幕府への不満と列強の脅威は、明治維新の原動力となり「富国強兵」を合言葉に、1867年から1907年の40年間で近代化を成し遂げ「日露戦争」での辛勝で列強の一角を占めた。
時は下り、1945年大東亜戦争(太平洋戦争)の終結で焦土となった大戦後の日本は、米国GHQの国際条約に違反する干渉憲法の制定以来、経済復興を第一目標として国土の再建を図った。
経済による「富国」を目指し高度経済成長は成った。しかし再軍備に消極的な「弱兵」の道を今も歩んでいる。
「富国弱兵」の昭和から平成の御代もいよいよ変わろうとしている。
1986年のバブル経済の終焉を経て35年のデフレ不況に喘いでいる。「シャープ」「東芝」「日産」など、軒並み外資に蚕食されて冴えがない。
外国との交渉や競争で常に守勢に立たされている。
明治維新からの40年で列強に加わった国、景気失速から35年間もデフレを脱せずに尚増税を行い、未だ先行きが危ぶまれる国。これが同じ民族の国家なのだろうか。私達は何処に先達の精神を忘れてきてしまったのだろうか。
松下幸之助が残した「ナショナル」は「パナソニック」と社名を変更した。
”国=National” の名を棄て、往時の力強さを感じない国益と無縁の企業に変容した。名は体を表すとはよく言ったもので、日本の大企業の弱さは「公益=国益」を忘れた経営者の不徳なのかも知れない。
韓国は2018年12月20日、友好国であった日本の領海EEZ(排他的経済水域)で、哨戒機を火器管制レーダーで威嚇した。
PRC支那は、尖閣諸島で領海侵犯を繰り返している。
「富国弱兵」を歩んだ結果、特亜3國に主権を脅かされ続けている。
先の大戦で、散華した兵士・家族や郷土を守る為に命の投じた先人は、今の日本をどのように受け止めるのだろう、
立派に自主独立をしていた明治・大正の日本、未だ属国に甘んじる昭和から平成の日本、私は正しく主権を行使できる国へ、早く立ち戻って欲しいと願う。
16世紀にはスペイン・ポルトガル、17世紀にオランダ、18世紀にロシア、19世紀(西暦1801年~1900年)になると、欧州・ユーラシア・米国など多くの国が、植民地を求めてアジアに出没する事になる。
○ スペインは、 カトリック教(イエズス会)の布教を端緒に植民地化を
狙っていた。 奴隷売買が露呈し「バテレン追放令/1587年」を受けた。
○ ポルトガルも、カトリック布教で先鞭を付けた侵略が目的だった。
16世紀からアジアを含む全世界で奴隷売買を行っていた。
○ オランダは 、貿易通商を目的にしていた。
1600年の漂着船から始まり、1609年から幕府と貿易を行った。
○ ロシアは、1792年頃から数度に渡る通商の要求や、択捉への上陸などを行った。
○ イギリスのアジア植民地侵略は「清とのアヘン戦争 / 1840年」や、日本では
「生麦事件 / 1862年」を原因とした「薩英戦争 / 1863年」での交戦。
また、インド・セイロン・ブルネイ・マレーシア・香港など多くの太平洋
インド洋域の国土を植民地にしていった。カトリック教の布教による思想操作で
日本侵略を目論んでもいた。
○ フランスは「日仏修好通商条約 / 1853年」を江戸幕府と締結した。
○ アメリカは、ペリー来航/1853年~1854年の日米和親条約締結など、日本との
通商を求めた。
植民地獲得の目的は、産品の貿易、人身売買、領土の占領または寄港地の租借など、上記の国々で狙いは分かれるが、宗教の布教と占領地の侵略は密接に関係していた。特に、カトリック教信者は、布教で改宗した信徒を利用して植民地化を目論んだ。
戦国時代は「強兵」の時代であり、戦闘経験が豊富な武士が国中にいた為、ポルトガル・スペインのカトリック教国は幕府との関係が力によって行動が制限された。
しかし、豊臣家の治政から徳川家の治政と時を経ると、国内の戦も治まり武力に対して備えが疎かになる。18世紀から19世紀に渡る200年の平和な社会に慣れて武装が衰えた結果、先に記した外国の干渉で、アジアでの欧州列強による侵略と同様にロシア・イギリスに脅かされ、アメリカとの交渉は銃砲を携えた砲艦外交によって不平等に屈した。
遠藤周作は著書「殉教」で、ポルトガル人カトリック信者を悲劇の主人公として描いている。西洋神の元の平等などと、人身売買のお先棒を担ぐ宗教者が何をか言わんや、外国に売られた日本人を奴隷という家畜扱いして許されるのか、棄教が悲劇などと悲しむ彼らの誤った歴史感と傲慢さに怒りを覚える。
時を越えても尚アングロサクソンは、高潔の仮面の下に邪悪さを忍ばせる。キリスト教の教義に帰依し神に選ばれし白い肌の民は、肌の色が異なる民族を家畜と一緒の動物と見做し良心の呵責など無い。
戦国武将は「国民=領民」を護る気骨があった。
江戸幕府への不満と列強の脅威は、明治維新の原動力となり「富国強兵」を合言葉に、1867年から1907年の40年間で近代化を成し遂げ「日露戦争」での辛勝で列強の一角を占めた。
時は下り、1945年大東亜戦争(太平洋戦争)の終結で焦土となった大戦後の日本は、米国GHQの国際条約に違反する干渉憲法の制定以来、経済復興を第一目標として国土の再建を図った。
経済による「富国」を目指し高度経済成長は成った。しかし再軍備に消極的な「弱兵」の道を今も歩んでいる。
「富国弱兵」の昭和から平成の御代もいよいよ変わろうとしている。
1986年のバブル経済の終焉を経て35年のデフレ不況に喘いでいる。「シャープ」「東芝」「日産」など、軒並み外資に蚕食されて冴えがない。
外国との交渉や競争で常に守勢に立たされている。
明治維新からの40年で列強に加わった国、景気失速から35年間もデフレを脱せずに尚増税を行い、未だ先行きが危ぶまれる国。これが同じ民族の国家なのだろうか。私達は何処に先達の精神を忘れてきてしまったのだろうか。
松下幸之助が残した「ナショナル」は「パナソニック」と社名を変更した。
”国=National” の名を棄て、往時の力強さを感じない国益と無縁の企業に変容した。名は体を表すとはよく言ったもので、日本の大企業の弱さは「公益=国益」を忘れた経営者の不徳なのかも知れない。
韓国は2018年12月20日、友好国であった日本の領海EEZ(排他的経済水域)で、哨戒機を火器管制レーダーで威嚇した。
PRC支那は、尖閣諸島で領海侵犯を繰り返している。
「富国弱兵」を歩んだ結果、特亜3國に主権を脅かされ続けている。
先の大戦で、散華した兵士・家族や郷土を守る為に命の投じた先人は、今の日本をどのように受け止めるのだろう、
立派に自主独立をしていた明治・大正の日本、未だ属国に甘んじる昭和から平成の日本、私は正しく主権を行使できる国へ、早く立ち戻って欲しいと願う。