あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

「風の子守歌」in島根県浜田市

2023-11-13 | 私が歌手

「風の子守歌」in島根県浜田市

オープンマイクと別にもうひとつの

ミッションを意識して行った。

小学生の臨海学校でまさしく

同級生が目の前の海で

亡くなった。

2年前、合唱練習のために初めて

「ハマイロ」に来た時に

そのことを思い出したので

そっと鎮魂の祈りを捧げた。

なのでもう終わったと思っていた

のだが、オープンマイク当日

何かを検索していたら

「祈りをささげて」と

意味不明の一文が表示された。

「トモミ君に?」そうでなければ

「誰に?」と一応考えてみた。

偶然にしても意味深長。

分からないけれどやっとく主義。

海にほど近い場所に行くのだし、

トモミ君の為にお菓子や

ジュースを用意して来た。

あいにくの曇天で風が強い。

浜辺に降りたら波の音が半端ない。

山育ちで瀬戸内海しか知らない

私にとっては暴風レベル。

波がすごく高く感じる。

言いようのない恐怖がわいた。

3.11で津波に見舞われた

人たちの恐怖心は果てしないと

思い知る。

波から遠い場所に立っても

怖くてたまらないが鎮魂歌

「風の子守歌」を捧げる。

津波に見舞われる恐怖心が

私のDNAにあることを、

翌日になってありあり感じた。

それもたまたま見たユーチューブ動画

がきっかけだ。

3.11の東日本大震災後、

鎮魂の為に歌作りから始めて

CD「あめつちの詩」をリリースし、

岩手県大船渡市まで2度行った

自分の熱量の所以がそこに

あったのだろうと今になって思う。

そのことに伴って別の角度から

自分自身の謎がひとつ解けた。

引っかかることは真意が

分からなくても動いてみるべき

なんだな~と思った次第。

「謎の正体」はあまりに

ぶっ飛んでいて明かせないけど

より軽やかに生きることが

出来そうだ。

 


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