暑いだの雨だの麻呂が
ばーちゃん(母のこと)が
と言っているうちに
ライブが迫ればその準備に
こころが追われて畠仕事が
後手に回った。
畠に行かず終いで5日目。
意を決して行ってみたら
巨大な蜘蛛の巣に行く手を
阻まれること三度。
畠はかつて日々の賄に
欠かせない食糧庫だったはず。
今やコンビニやスーパーがそれに
とってかわった。
我が家も例外ではないらしい。
何日も誰~れも畠に行かない
ってどうなのと思ったが
自分しか管理する人間がいない。
予想以上に草が伸び放題に
なっていた。
おくらは食べられないくらい
育っていたので何本も捨てた。
終わったなと思っていたなすが
まだ育っていた。
ピーマンも採れる採れる。
バケツがいっぱいになって
被っていた麦わら帽子をかごに
して何とか野菜を載せた。
せっかく採れても食べる人間が
あまり居ない。
弟夫婦とは台所は別。
妹が時々持って帰るくらいだ。
もらってくれる人に御裾分け。
毎日暑いが朝夕は秋めいた。
もう10月だ。
秋冬の野菜を植えなくては。
その前に夏野菜の始末がある。
トマトの枝が伸び放題。
きゅうりの蔓はそのまま枯れたが
ジャングルのようになった。
今日も暑かったが
予定のない日は限られる。
週半ばは雨の予報だし
もう日を延ばせない。
やっと重い腰を上げる。
というのも左足の股関節を中心に
痛みがあって動くのがおっくう。
寝ていると時々激痛がくる。
何もやることがない母が
手伝うとはりきる。
畠は暑かった。
半分にはまだ夏野菜が実る。
トマトはまだ青い実をいくつか
つけていたが全部処分することに。
「こがーなことに(こんなことに)
なっとるとは思わんかった。」と
驚く母。
母はトマトを植えたことも忘れていた。
根元の幹は太くて根がはっている。
鎌で枝を切ってネットをはがす。
汗だくだ。
母は30分もたなかった。
病名がつくほど悪いところはない
母ではあるが坐ってばかりいるから
体力がない。
日陰で少し休んでから野菜を採って
早々に帰っていった。
自宅にはまだ手付かずのなすがある。
「小さいなすは採らないでね」
と言っておいたが聞く耳持たない人。
ジャングルだった畠が草原になった。
そこから草刈り作業だ。
暑かった。
麻呂の介護で前夜は寝不足だし
辛いのを覚悟して始めた。
始めると草刈りは達成感がある。
畠と空き地の草もついでに終了。
良い汗をかいた。
これだとまだ土が見えない。
畠に戻したら白菜と大根と
ほうれん草の種を撒こう。
野菜作りは収穫が楽しい。
そして昨今の食品高値がもっと
極端になるかもしれない。
天候にしても社会情勢にしても
今まではこうだったというのが
通用しない時代。
ガソリンがリッター250円に
なるとか消費税が25%に
なるかもしれないと言う人も。
食品添加物も知れば知るほど怖い。
自給自足は無理でもなるべく
自家野菜で調達するのが良い。
それを目指している一人だ。
この春は出来すぎて往生した。
少しずつ適量を上手に
作れるようになるはずだ。
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