あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

仏縁に導かれての歌会in 光明寺(奈良県)

2024-09-24 | ライブレポ

奈良県の光明寺さんへ。

秋季彼岸法要の中日に歌わせて

頂いた。

前日21日に新幹線に乗るべく

昼過ぎに広島駅に到着したが

駐車場の空きなし。

広島駅周辺には広い駐車場や

小ぶりの駐車場がたくさんある。

いつも混雑はしているが三連休の

混雑ぶりは別格と思い知る。

3つの駐車場で待つこと70分。

4つ目の駐車場に移動して

奇跡的に1台の空きを見つけた。

暑かった。

新幹線の指定席を買ってビール♪

運転しないって素敵だ。

この日、初めて思った。

奈良県桜井市の三輪会館で

歌わせてもらった時は

新大阪駅から地下鉄や私鉄を

いくつか乗り継いだ。

奈良県は遠いという印象だったが、

今回は1回乗り継いだだけ。

橿原神宮前駅の素敵なホテルへ

チェックイン。

新幹線に乗ってから3時間

ちょうどだった。

奈良県に来るまでにギターを

調達せねばという問題があったり

愛犬や母の「あれま」な状態に

気を取られてバタバタした。

ノンアル1本飲んだところで

メニューに日本酒「獺祭」を

見つけた。

1合990円は高くないのだとか。

久しぶりに自分だけの時間を

過ごせた。

浄土真宗である光明寺さんの

ご住職は女性で三浦明利さん

という有名な方。

メジャーデビューされている

シンガーソングライターでもある。

全国のお寺に出向いておられる。

相当ご多忙と思うがテキパキと

されているからできるのでしょう。

龍王山という山号にちなみ

龍の柄のお茶碗で頂いたお抹茶と

お菓子が凄くおいしかった。

到着以前からも何かと

お心遣いを頂き感激すること

度々だった。

そもそもご住職に新屋まりを

ご紹介下さったYさんの存在が

あってのこと。

Yさんと出会って20年近いかも。

袈裟姿のYさんは初めて。

得度された経緯も初めて聞いた。

で、新しいギターに触るのは

この日で3度目。

それまで数々のライブで音響の

不調に見舞われた経験があって

思い切って買った。

ご住職はミュージシャンなので

音響機材の扱いも慣れておられる。

タブレットからカラオケを出す

操作もお願いできたのは幸いだ。

ギターの弦は張ったばかりで

ちょっとギンギンなのを

「こうやると良いです」と緩めて

下さった。

リハしながら本堂に貼ってある

歌詞がシンプルで素敵だった。

現代の和讃だと思ったら

ご住職の作詞だった。

無事にリハを終えて

関西ファミリーの面々が

大阪方面からも駆けつけてくれた。

近くでランチする。

お寺での歌会は関西ファミリー

には初体験かもしれない。

お勤めに続いて歌会。

タイトルは「生かされて」に

させて頂いた。

あるコンサート終了後、

「新屋まりは宗教がかっているから

コンサートにはもう行かない」

と言うお客様が居たと人づてに

聞いことがある。

「そんなことけしてありません」

とは言わない(笑)

そうです新屋まりは宗教がかった

シンガーソングライターですから。

と前振りして歌わせて頂いた。

親鸞さまの750回大遠忌に

アルバムを出しているくらいです。

ま、それはある方に勧められた。

阿弥陀様の一ファンとして

ラブコールの歌を捧げるつもりに

なっていたし、

仏縁ゆえに出会った人への思い

や浄土真宗の檀家に生まれた

縁にも思いが及んだ。

朝夕仏壇で正信偈をあげていた

祖母のことや、

亡き父が篤く信仰していた仏教に

縁ある身の上ですもの。

その上で認知機能が低下した母に

許されて歌わせてもらえて

いることなどなど。

歌いながらそれらを思う

と込み上げた。

多くのご先祖があって今の

自分がある。

「生かされて」いるのであって

生きているのではないと

悟った時の深い喜びと安堵。

そして感謝。

それらが歌になった。

その歌が私を感動的な出来事や

友人に出会わせてくれた。

それらの歌を仏さまに捧げたい。

宗教がかった歌を受けとめて

もらえる人たちばかりの前で

歌えるのは幸せなことだ。

「日常が辛いことの連続だった。

元気が出た」と言ってもらえた。

何よりうれしい感想を頂いたが、

歌の力のなせる技でもある。

ギターは素晴らしいがもっともっと

私には弾く訓練が必要でした(爆)

ご住職をはじめ、Yさん。

駆けつけてくれた友人、

無名のシンガーの歌と時間を

共有下さった光明寺門徒の皆様に

感謝だ。

おもいきり仏教の歌でしたね

とのご感想をご住職から頂いた。

それがもっと伝わるように

コマ―シャルされたらという

アドバイスを頂戴した。

それをどう受け取られるか

不安だしちゃんと真宗を

勉強したことがない。

コマーシャルするのを微妙に

避けてきたことでもある。

それでも皆さんにはとても

喜んでもらえたようで安心した。

肩の荷が降りた。

皆さんにとても良くしてもらった。

心に残る1日だった。

長いお付き合いのYさんは

関西で歌う時はいつも来て下さるが

ゆっくりお話しをしたことがない。

この機に大阪までご一緒して

ご馳走になってしまった。

大阪難波は大都会だ。

さっきまで奈良県に居て、

線路わきに田んぼがあって

畔道に彼岸花が咲いていたのに

タイムトンネルをくぐったか

くらいな落差だ。

不思議な気分だった。

奈良県には神社仏閣や御陵や

古墳がたくさんあるが

今回はどこにも寄らず。

また出直して巡ってみたい。

 

 


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