あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

お江戸deジャット撮影

2018-11-24 | 私が歌手

東京2日目の会場は

中目黒の楽屋(らくや)さん。

10数年前にネットで見つけた。

一応、音源の審査があった。

以来、何度か使わせてもらっている。

音響が素晴らしくて歌いやすいはずで、

オーナーはあのブルーノートで

PAのチーフをされていた方。

ってこととは、

あたくしブルーノートで歌ったのと同じ。

ほほ。

 

広い東京。

人は「うじゃうじゃ」いるけれど

縁ってつながるもの。

8月5日、

原爆ドーム前で初めてヒロシマの歌を歌った時に

対岸で歌を聞いておられたのが宮角孝雄さん。

被爆二世として毎年

8月6日前後に帰省されている。

ドーム前で道行く人を撮影されていた。

それからずっと私を気にかけて下さったようで

2年後、ライブ会場の楽屋さんに来られた。

「宮角です」と言われた時、

「あ~~~~!あの時の!」ってな感じ。

頂いた写真が素晴らしかったので

「プロだっ!」と知ったのだけれど

その後、友人としての縁を頂けるとは

想像もしていなかった。

で、楽屋オーナーのマッシーさんとお互い

「どうしてここに?」みたいな感じだった。

宮角さんは世界的ジャズギタリスト、

ジョーパスの写真集撮影で

ブルーノートに通われていたそうだ。

 

(photo  宮角孝雄)

その宮角氏は毎回ライブに足を運んで下さる。

来春、オリジナル演歌のCDリリースを考えている。

ジャケット撮影を宮角さんにお願いしたいと

申し出ていた。

挿入歌に「出雲の女」があるので

出雲での撮影も考えてみたが

諸条件が厳しいなと思っていたところ。

 

「にいやさん、東京でジャケット撮影してみる?」

と言って下さった。

ランチライブを終えてミーティング。

これまで膨大な写真を撮ってもらった。

それを使えるかもしれないと

思いを巡らせてみたが

中身はド・演歌。

以前、宮角さんが連れて行って下さった

ゴールデン街がはまるような気がした。

 

ともちゃんのモダン着物とブーツを借りて

いざ新宿へ。

花園神社へ初めてお参りした。

鳥居は小さな路地っていう感じだけれど

境内が思ったよりだいぶ広くて

酉の市の提灯がたくさん並んでいた。

ヒット祈願をしてゴールデン街へ。

荷物を抱えてくれたともちゃん。

ありがとう。

あそこは外国人比率が高い。

着物を着た日本人女性(にいや)が

現れてちょっとした撮影会になった。

ゴールデン街には独特の雰囲気がある。

迷路のような路地の両脇に

隙間なく小さなお店が並んでいて、

何と言うか、

「隠微な雰囲気」とは違っている。

お店の人もお客様も、

知的な人の比率が高いと思う。

 

で、撮影している背後に

ウッドベースを抱えた男性が突然現れた。

ゴールデン街の路地で絵になるのよね。

「撮影だ」とか何とかその男性が言ったので

「CDジャケットです」と答えるが早いか

肩に手がまわって撮影完了(笑)

出会って1分よね。

「どんなCD?」と聞かれた。

なんと演歌のプロデューをしているそうだ。

「出雲の女」と「大間の漁師」を

聞いてもらわねば。

この写真の方、

新屋まり迄ご連絡下さい(笑)

ともちゃんが知っているお店で

撮影させてもらった。

ママさんもお客様も素敵だった。

お客様は若くしてお店を持っているそう。

なんと声楽家でもあって

ライブが可能なのだそう。

チャンスがあれば歌いに行かせてもらおう。

なんだか不思議な展開だった。

 

そして宮角さんから写真が届いた。

素敵~~~~~~!!!!!

泣きそうです。

アーティストとしても営業手腕を含む

「プロの端くれ」としても萎えること度々。

宮角さん写真は

「にいやさん頑張って」「素敵なんだから」

という「愛」を感じる。

そう思いこませてくれる。

写真に見合う歌=中身を頑張りたい。

 


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