8月6日の朝を迎えた。
「手ごわいヒロシマ」に立ち向かう
がごとく新屋まり出動だ。
あの、今更ですが「しんや」
ではなく「にいや」です。
昨日のブログ閲覧者が538人。
過去最高・御礼♪
「平和と美術と音楽と」の
ステージ出演効果でしょうね。
会場は被爆建物として知られる
旧日銀広島支店。
サポートをお願いした
西本祐太郎さんと会場入りした。
ヒロシマがテーマになったのは。
2001年の米国同時多発テロ。
アフガニスタンをテロ国家と
決めつけて米国が報復攻撃を始めた。
被爆体験を持つ人たちの
唯一の切なる願いである
「同じ苦しみを誰にも
させてはならない」が
踏みにじられたと強く感じた。
この時、自分の中にまぎれもなく
広島県人の血が流れていると感じた。
歌を作ってCD化して利益を
アフガン帰還難民支援に寄付すると
途方もないことを思った。
CDってどうやって作るのか
知らなかった。
レコを手伝ってくれる人が現れて
持ち歌全部10曲を入れた。
奇跡的にアルバム「祈りの大地」
をリリースできた。
CD販売の伝手がない。
たまたま紙上で見た旧日銀の
イベントに名乗りを上げた。
下見に来て初めて内部に
入った時の衝撃がすごかった。
ここで物販はできないと知ったが
もはやどうでも良かった。
そこから猛烈な勢いで曲作りをした。
旧日銀のイベントに参加。
地下金庫室前で小さなライブをした。
持ち歌全部の10数曲を
下手なギターで歌った。
知り合いが集まってくれた。
あれが活動の原点だ。
アルバムはおかげさまで
10万少々の利益を生んで
国連に寄付するととが出来た。
利益が出た唯一のアルバムだ。
会場で写真展をされている
宮角孝雄氏と再会した。
ボチボチ20年前になろうか。
8月5日燈篭流しが行われる
元安川辺のイベント歌った時に
声を掛けてもらった。
被爆二世としてのライフワークだ
と言われた。
東京から帰省してドーム前で
道行く人たちの写真を撮って
おられた。
私が出会った時で1万枚撮りためた
と言われていた。
声を掛けても断られていた頃で
「こんなことをして何になる?」
と自暴自棄になった時、
対岸から私の歌が聞こえて
勇気をもらったと言われた。
以来、変わらず応援して下さる。
一時期ヒロシマを歌わなくなったり、
カバー曲でお茶を濁すようなライブに、
「ヒロシマを歌わなくちゃだめだ」
と叱咤されたのも宮角さんだ。
今回は2日前に1度西本さんと
合わせただけ。
待っている間に確認作業をした。
改修工事が終わったと聞く。
以前より残音が大きくなった
気がした。
客席の後方だとMCもボーカルも
言葉が聞き取れないレベル。
西本さんはギターのDIと
コーラス用のマイクを持参。
素晴らしいマイクのようで
本番でその威力を思い知る。
持ち時間は25分。
あまりしゃべらないで4曲歌う
と決めた。
最前列に宮角さんとにいやの
おっかけが今回も来てくれた。
おかげさまで私がひるむくらいな
声援(笑)
マイクには種類がある。
声を拾わないキャラと分かった。
その上で8月6日原爆の日に
被爆建物内という環境ゆえに
かつてない発声と声量と
テンションで振り切れ気味(爆)
西本さんのギターは素晴らしい。
横にいてもらうって心強い。
ひとりでは無理だったなと思う。
コーラスで奥行きある素敵な曲に
してもらえたな~と感激しながら
歌った。
オリジナル3曲をシャカシャカと
歌ったらまだ時間があったので
予備の「Imagin」を歌う。
そこへ最前列のにいやファン2名
から「アンコール!!」の声。
まさかの大合唱となった。
主催者さんが「アンコール!」
と言って下さったので
英語で歌った「希望のメロディー」を
日本語で歌う。
皆さんで「いいな」を唱和。
一体感を味わって核のない平和な
世界へ1ミクロン前進した気がした。
何十回もライブに来て下さった
宮角さんから「すご~く良かった」
と褒めてもらったから
すご~く良かったんだと思う。
不測の事態は起きなかった。
むしろアンコールは嬉しい誤算。
イベントのタイムテーブルが
決まっていたのでアンコールは
ないけれど、万が一にも
「ブラボー!」「アンコール!」の
大合唱があったらば歌うのでと
西本さんの苦笑を誘って
「Imagin」を念の為に用意していた。
その「Imagin」を超えたい
「希望のメロディー」(笑)
にいやの野望は「希望のメロディー」
を世界へ拡散すること。
その為の英訳なのです。
とりあえず今年度のミッションを
無事に完了。
満足感をしばし味わう。
そうそう。
2軒先のご近所さんが会場に
入って来られたのでびっくり。
絵描きさんとは知っているが
ステージ背景の絵の作者だった。
2度びっくりだった。
初めて旧日銀で歌ったイベント名が
「Yen」だったっけ。
「日銀」だけにYenなのだが
「円・縁・演・宴」の文字が
タイトルと一緒に並んでいたっけ。
まさにその通りの催しだった。
関係各位、多くの出演者の皆さん
お疲れ様でした。
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