コロナ陽性から復活した母だが
食欲は以前の半分くらい。
それで腹いっぱいという。
せりだすばかりだった母のお腹が
すっきりしているので
戻らない方が良いかもしれない。
私は味覚障害が治ったけれど
甘味と人工的な味に敏感になった。
小麦粉をやめているせいもあって
外食にはホント困る。
コロナ以来、母も私もおにぎりが
好物になった。
母はもともと耳が遠いが
コロナでますます聴力が落ちた。
コロナとは関係ないかもしれないが
認知機能もダダ下がり。
記憶が5分しかもたない。
我が家の稲刈りが急に決まって
出荷ようの米袋にハンコを
押す作業が必要になった。
手持無沙汰の母にも手伝わせた。
作業中に妹が訪ねて来たが
急ぐからと10分ほどで帰った。
5分後に母は妹が来たことを
忘れていた。
数字とか曜日に弱いのは私も
同じだが5分後に物事も消える脳
ってどんだけ~。
母を責めても仕方ない。
「来たよ~。5分前だよ」
とだけ言う。
もはや物忘れは仕方ないと
全く動じない母なのだった。
コメ袋に母が書くべき数字は
令和6年の6。
令和何年?と聞かれて「4」と
堂々と答えた母に怯える
米生産者の我が弟。
数字が苦手だから仕方ない。
で、はりきって書く母の
数字を見たら6じゃなく
1に相当近い形状になっている。
「お母さん!6に見えない!
縦まっすぐじゃなくて
始めのところをもっと丸く!
下もちゃんと大きく丸く!」と
吠える私。
小学校で習ったはずだが
どんどん癖が強くなるようだ。
他人のことは言えないけどね。
ちなみに書き直した米はJAに
買い取ってもらえないそうだ。
最初は緊張していたが100枚
あたりから緊張感がゆるむ。
「間違ったで」という母。
6を入れる位置を間違っている。
1000円の袋が2枚無駄に
なったかと思ったが
正しい欄に入れたらよい
とのことだった。
午前中に100枚。
午後から100枚書いた。
全部で210枚。
書き終えてから袋を数えるのに
苦労して汗だくだったが完了。
疲れた母と私は午睡。
エアコンの効いたリビングで
麻呂も爆睡。
幸せな1日が今日も暮れて
私は仕事へダッシュ。
麻呂をおしっこさせておしめを
装着。
先日はおしめをつけ忘れた。
おしめを手に持ったのに
別のことに気を取られてしまった
ようだ。
ベッドがおしっこまみれだったと
妹に言われたので分かった。
自分の脳も怖い。
で、バタバタする私に
「どこへ行くんか」と母。
「平日は仕事だってばっ。
もう20年以上やってる!」と
今日も吠える。
毎日が日曜の母には曜日の
感覚がないから仕方ない。
母が夜中に転ばないように、
夜中にメニエールにならないように、
麻呂と明日も逢えるように、
と思いながらお出かけする日々だ。
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