妊娠活動するための最低限の知識がつきます

4年8ヶ月間不妊治療を行いそこから見事、妊娠出産した管理人が実践につぐ実践で得たノウハウをQ&A方式で公開します

クラミジアと不妊の関係は?

2015-11-12 11:10:16 | 日記
皆さんこんにちは。

近年、若い人を中心に患者数が増えている性感染症・クラミジア。

皆さんも名前だけなら耳にしたことがあるのではないでしょうか?

クラミジアそのものは抗生物質を1、2週間服用すれば治るものなのですが、
症状が出にくいため、感染になかなか気づかないことが多いのです。


クラミジアは性 交渉によって子宮頸管や尿道に"クラミジア・トラコマティス"
という菌が入り込んで感染することにより発症します。

口内に生息することもあり、キスなどによって喉に感染することも!

症状は出にくいと書きましたが、出るとすれば、
男性の場合は排尿痛があったり、尿道から膿が出るなど、
女性の場合はおりものの臭いが強くなったり、おりものが増えたりします。


クラミジアに感染した時に一番怖いのが、不妊症を引き起こすことがあるということです。

クラミジアは性器から感染した後、体の内部に入っていき、
様々なところで炎症などを引き起こします。

例えば卵管に達した場合、卵管炎を起こし卵管閉塞や卵管癒着になり、
卵子が通りにくくなることによって妊娠もしにくくなるのです。

一度の感染で不妊症になることはあまりないですが、
感染を繰り返すとそのリスクは高まっていくので、注意が必要です。


知らぬ間に感染が拡大していって、不妊症をも引き起こす可能性があるクラミジア。

妊活中の方は是非注意してくださいね!

卵巣過剰刺激症候群ってどんな病気?

2015-11-11 17:08:23 | 日記
皆さんこんにちは。

不妊治療をされている方で、クロミッドなどの排卵誘発剤を使っている、
という方も少なくないと思います。


ですが、排卵誘発剤には副作用があるのをご存じですか?

その副作用の一つが、卵巣過剰刺激症候群、
OHSS(Ovarian HyperStimulation Syndrome)とも呼ばれる病態です。

卵巣過剰刺激症候群は排卵誘発剤などによって卵巣が過剰に刺激されて
腫れあがってしまい、様々な症状を引き起こすものです。

排卵誘発剤によるものであれば、大抵は少量の腹水、卵巣の腫れ程度で
済みますが、重症化すると多量の腹水や胸水、下腹部の痛みなどが起こり、
症状によっては入院が必要になることも。

合併症を引き起こすこともありますから、排卵誘発剤を服用したり、
注射したりしていて、上記のような症状がある方は気を付けましょう。

特に、排卵障害の一つである多嚢胞性卵巣症候群の方は
卵巣過剰刺激症候群になりやすいと言われていますので、注意が必要です。

また、痩せている人や排卵誘発剤の効果が高い18~35歳の方も
リスクが高いとされています。

排卵誘発剤は、排卵が正常に行われていない方などにとっては
排卵を促してくれる効果を持ったありがたい薬ではありますが、
以上のことも是非知っておいていただきたいなと思います。

月経不順は不妊に関係あるの?

2015-11-10 20:33:24 | 日記
皆さんこんにちは。

突然ですが、皆さんの月経は一定の周期できちんと来ているでしょうか?

お腹が痛くなったり、気分的にも憂鬱になったりと、倦厭されがちな月経ですが、
妊娠したい女性にとっては必要不可欠なものです。

月経の正常な周期は大体25~38日と言われていて、それ以外の場合は
何かしら問題があると言われています。

月経が24日以内に1回起きることを頻発月経と言います。

高温期がないという場合は無排卵であることが多く、また、黄体機能が弱かったり、
子宮内膜が整いにくかったりするので、妊娠しにくくなります。

また、月経が39日以上90日未満に1回起きることを稀発月経と言います。

この場合、低温期が長いことが多く、排卵が順調に行われていない可能性が。

そのため排卵日を推測しにくくなってしまい、タイミングも持ちにくいのです。

こちらも、高温期がないという場合は無排卵であることが多いので、
このことからも妊娠しにくくなるということになります。

まずご自身の基礎体温・月経周期を見てみて、周期が整っているか、
低温期・高温期の二相になっているか確認しましょう。

もし何か気になることがあれば、できるだけ早く産婦人科で
相談してみることをおすすめします。

オギノ式の排卵日予測ってどんなの?

2015-11-09 18:00:02 | 日記
皆さんこんにちは。

妊娠を望む方たちにとって、カギとなってくるのが排卵日ですよね。

基礎体温や排卵検査薬など方法はいろいろありますが、
皆さんはどうやって排卵日を予測していますか?

今回は、排卵日を予測する一つの方法として長く利用されてきた
"オギノ式"についてちょっとご紹介しますね。


"オギノ式"は1942年に産婦人科医である荻野久作氏により
発表された方法だそうです。

もう70年以上前と、かなり長い歴史を持っていますね。

もともとは不妊治療のために考えられたこの方法ですが、
避妊にも用いられています。

オギノ式では、生理周期の長さに関係なく、女性の排卵は
次の生理予定日から逆算して12~16日前に起こりやすいとしています。

そしてその5日間に精子生存期間である3日間を加えて、次の生理予定日から
12~19日前は妊娠しやすい、というものです。

でも、12~19日って8日間もありますが、8日間って結構長いですよね。

ですから今は排卵日を予測して、排卵日3日前から排卵日2日後を
妊娠しやすい期間としているようです。


生理周期は個人差もありますし、排卵日を予測するのは難しいという方もいますよね。

他にも様々な方法がありますから、自分に合う方法を見つけてくださいね!

AIHやIVFって何?

2015-11-07 15:26:06 | 日記
皆さんこんにちは。

皆さんは、"AIH"や"IVF"って聞いたことがありますか?

不妊治療関係のサイトや掲示板を見ていて、目にしたことがある方も
いるかもしれません。

"AIH"は"Artificial Insemination by Husband"の省略形で、人工授精のことです。

人工授精は、人工的に子宮内に精子を入れることにより、
自然妊娠とほぼ同じような形で妊娠を望む方法で、
タイミング法がうまくいかなかった場合の次のステップとして試される方法です。

人工授精の妊娠率は約5~10%と言われており、
大体4~6回くらい試されることが多いようですが、
回を重ねていくごとに妊娠率は低くなるとのこと。

6回以上になると妊娠率はかなり低くなりますから、
次のステップに進むのを勧められることが多いようです。

年齢も高ければ高いほど人工授精による妊娠率は低くなりますから、
この方法を試すのなら早ければ早いほどいいと言えるでしょう。

"IVF"は"In Vitro Fertilization"の省略形で、体外受精のことです。

体外受精は、体内から取り出した卵子を体外で精子と受精させ、培養した後に
子宮に戻すという方法で、上記の人工授精がうまくいかなかった場合や、
男性側や女性側に自然妊娠を阻害するものがある場合に試される方法です。

体外受精の妊娠率は病院や年齢などによっても異なりますが、
約20~40%前後だと言われています。

こちらも年齢が高ければ高いほど成功率は下がってしまいます。

パートナーとしっかり話し合って、是非早めに治療を受けてくださいね!