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卵巣過剰刺激症候群ってどんな病気?

2015-11-11 17:08:23 | 日記
皆さんこんにちは。

不妊治療をされている方で、クロミッドなどの排卵誘発剤を使っている、
という方も少なくないと思います。


ですが、排卵誘発剤には副作用があるのをご存じですか?

その副作用の一つが、卵巣過剰刺激症候群、
OHSS(Ovarian HyperStimulation Syndrome)とも呼ばれる病態です。

卵巣過剰刺激症候群は排卵誘発剤などによって卵巣が過剰に刺激されて
腫れあがってしまい、様々な症状を引き起こすものです。

排卵誘発剤によるものであれば、大抵は少量の腹水、卵巣の腫れ程度で
済みますが、重症化すると多量の腹水や胸水、下腹部の痛みなどが起こり、
症状によっては入院が必要になることも。

合併症を引き起こすこともありますから、排卵誘発剤を服用したり、
注射したりしていて、上記のような症状がある方は気を付けましょう。

特に、排卵障害の一つである多嚢胞性卵巣症候群の方は
卵巣過剰刺激症候群になりやすいと言われていますので、注意が必要です。

また、痩せている人や排卵誘発剤の効果が高い18~35歳の方も
リスクが高いとされています。

排卵誘発剤は、排卵が正常に行われていない方などにとっては
排卵を促してくれる効果を持ったありがたい薬ではありますが、
以上のことも是非知っておいていただきたいなと思います。