アカにつける薬

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全共闘の亡霊

2010年11月20日 | 過去記事倉庫
理想を失った全共闘の亡霊が、
今、最期の断末魔の叫びをあげている。

毎週毎週、これだけ多くの反政府デモが行われるという状況は
まさに仙谷官房長官や菅首相が活躍した大学紛争、安保闘争以来ではないだろうか。

尖閣事件が勃発してから、もう2カ月半になるが
デモはおさまるどころか、全国各地に飛び火している。
その参加者も、どんどん増えている。
デモの参加者は、決して一部の右翼団体などではなく
普通の家族連れやサラリーマンなど、
生まれてはじめてデモに参加するという人が多い。

かつて、国会議事堂に向けて火焔瓶を投げ、ゲバ棒を振り回していた
現在の内閣の重鎮たちは
今、まさに立場が逆転し、
自らが反政府デモの標的となっているこの状況を
いったいどのような思いで、受け止めているのだろうか。

全共闘とは何だったのか。
あの安保闘争とは一体何だったのか。
わたしたちの世代で、その答えを出そう。

日本中の国民が、戦後のこの国の歴史と
正面から向き合うことを迫られている。