三つ峠の登山道の傍らに八十八大師という地蔵群があります。西桂町の史跡に指定されている由緒ある史跡です。(詳細はこちらで)
昨年までは、そのお地蔵さんの前掛けを町のボランティアの方が作成し、小学6年生が秋の遠足で三つ峠に登る際に、毎年掛け替えてきたのだそうです。ところが、そのボランティアの方々も大分お年をめされ前掛け作りがしんどくなってきたため、代わりにつくってくれる人は居ないかと町と相談したところ、中学生に白羽の矢が立ったのです。本校の家庭科を担当しているM先生に、家庭科の授業で郷土学習もかねて指導してもらえないかとお願いしたところ、快く引き受けてくれました。
そして、本日1・2校時、2年生がミシンの学習の一環で、前掛け作りにチャレンジしました。M先生の指導の下、町の文化財とミシンの扱い方を同時に学びました。今年は、6年生の三つ峠登山はコロナの影響で見送られたようですが、来年以降はこの前掛け作りを家庭科のカリキュラムに明記し、中学生がつくった前掛けを小学6年生が遠足で掛け替えるという小中連携事業の新たな目玉にしようと思っています。
前掛け作りに取り組んだ2年生には、必ずや御利益があることでしょう。