ブログ更新ご無沙汰しております。
さて、本日は「6次産業化」について少し触れたいと思います。
私がご支援させていただく飲食企業で、農業法人を立ち上げられ、自社店舗網へ農産物を供給しているローカルチェーンが2社ある。
先日セミナーにお越しいただき、お話を聞かせていただいた牛たん定食のチェーン様も生産者から直接取引を大量にされているとのことだった。
ある菓子チェーンの社長様も、自社農園を立ち上げられ、将来の供給体制に備えて、食材の確保に動かれているとのこと。
販売のチャンネルを持ち、そこへの物量の安定供給、自社基準の品質確保、などの観点から「食材の生産」へ参入される方が今後も増えそうだ。
先日うちの農業チームが立上げのお手伝いをさせていただいた「トマト農園」に視察に行ってきたが、センサーやロボットを活用した“IT農業”で
農業には全く経験の無い業界からの参入で、初年度から利益化されている事例をみてきた。
こういった農業技術が普及していくと、一気に農業参入も増えていきそうだ。
また、「生産」ステージの方々が流通の川下である「販売チャンネル」に参入されるケースも増えている。
例えば、畜産生産者様が焼肉店を立ち上げるなどの“外食店舗立上げ支援”も増えてきている。
流通の中間である「卸売業」の方々が店舗立上げをされるケースも増えている。
「食」のマーケットにおける垂直型の事業領域の拡大は今後も増えそうだ。
いわゆる6次産業化と言われることであるが、これは時流なのであろう。
一方で、水平型の事業領域の拡大も起こってきている。
給食事業を自前で担ってきた企業や法人が、外食企業に外注や委託するケースも増えてきた。
また、小売店舗が飲食併設型にシフトしたり、飲食店が物販併設型にシフトしたりと、水平型でもプレーヤーの動きが活発化してきている。
イタリアのイータリーやアメリカのウエッグマンズのような流れは今後日本でも急拡大しそうだ。
これもまた、時流と言えるだろう。
今後、郊外では高齢化が進み、人口減が進むため、ある一定のシェアを取った会社は、マーケットサイズと商圏人口の縮小に伴い、
“マーケットサイズ付加”を試みざるをえない。
また、過疎が進むエリアでは、立地シフトが進むだろう。
斜陽産業においては、業種シフトも進む(実際に異業種からの新規事業立上げの案件は増えている)。
上記のように今後、垂直型、水平型をミックスしながら、あらゆる業種にあらゆる業種からの参入プレーヤーが入り乱れるようになって行きそうだ。
経営で最も大事なことは「時流適合」であるから、やはり上記のような視点を日頃から研究しておくことがいま経営陣に必要なことかと思います。
参考にしていただければと思います。
さて、本日は「6次産業化」について少し触れたいと思います。
私がご支援させていただく飲食企業で、農業法人を立ち上げられ、自社店舗網へ農産物を供給しているローカルチェーンが2社ある。
先日セミナーにお越しいただき、お話を聞かせていただいた牛たん定食のチェーン様も生産者から直接取引を大量にされているとのことだった。
ある菓子チェーンの社長様も、自社農園を立ち上げられ、将来の供給体制に備えて、食材の確保に動かれているとのこと。
販売のチャンネルを持ち、そこへの物量の安定供給、自社基準の品質確保、などの観点から「食材の生産」へ参入される方が今後も増えそうだ。
先日うちの農業チームが立上げのお手伝いをさせていただいた「トマト農園」に視察に行ってきたが、センサーやロボットを活用した“IT農業”で
農業には全く経験の無い業界からの参入で、初年度から利益化されている事例をみてきた。
こういった農業技術が普及していくと、一気に農業参入も増えていきそうだ。
また、「生産」ステージの方々が流通の川下である「販売チャンネル」に参入されるケースも増えている。
例えば、畜産生産者様が焼肉店を立ち上げるなどの“外食店舗立上げ支援”も増えてきている。
流通の中間である「卸売業」の方々が店舗立上げをされるケースも増えている。
「食」のマーケットにおける垂直型の事業領域の拡大は今後も増えそうだ。
いわゆる6次産業化と言われることであるが、これは時流なのであろう。
一方で、水平型の事業領域の拡大も起こってきている。
給食事業を自前で担ってきた企業や法人が、外食企業に外注や委託するケースも増えてきた。
また、小売店舗が飲食併設型にシフトしたり、飲食店が物販併設型にシフトしたりと、水平型でもプレーヤーの動きが活発化してきている。
イタリアのイータリーやアメリカのウエッグマンズのような流れは今後日本でも急拡大しそうだ。
これもまた、時流と言えるだろう。
今後、郊外では高齢化が進み、人口減が進むため、ある一定のシェアを取った会社は、マーケットサイズと商圏人口の縮小に伴い、
“マーケットサイズ付加”を試みざるをえない。
また、過疎が進むエリアでは、立地シフトが進むだろう。
斜陽産業においては、業種シフトも進む(実際に異業種からの新規事業立上げの案件は増えている)。
上記のように今後、垂直型、水平型をミックスしながら、あらゆる業種にあらゆる業種からの参入プレーヤーが入り乱れるようになって行きそうだ。
経営で最も大事なことは「時流適合」であるから、やはり上記のような視点を日頃から研究しておくことがいま経営陣に必要なことかと思います。
参考にしていただければと思います。