SAKUママ・気の向くまま♪

日々のできごと。
9歳と11歳の女の子の育児中のできごとなど。

大好きだったのにな・・・

2011-10-09 | 絵本のこと

元永定正さんが10月3日に永眠されました。
心からご冥福をお祈りいたします。


「がちゃがちゃ どんどん」や「もけら もけら」「かげ ひかり」「ころころころ」などなど
さっち、ゆっちが1~3才の頃、本当に何度も何度もくり返し読んだ。

読み手の自由をたくさん引き出すことができる絵と言葉。
抽象的なカタチから想像を楽しむことができる元永さんの絵本は
何度読んでも、(たぶん読んでもらっても)飽きず
キモチの波を穏やかにし、絵本を自分達のものにできた。

「ころころころ」の忘れられないエピソード。
さっちが2才半~2才後半くらいだったはず。
公民館で「ころころころ」を読み聞かせボランティアの人に読んでもらったことがあった。
さっちは、真剣に聞いていた。
終わって本を閉じると
さっちがつぶやいた。
「ママ、あの絵本・同じなのに違うね。」
=あの絵本は、家にある絵本と同じ絵本なのに、読み方が違うと全然違うね。
そう言っていたんだと受け取った。
そう、その人の読み方は私とまるで違って
抑揚がなく、ころころころを同じペースで何度も繰り返していた。

単純な 「ころころころ」の繰り返しだからこそ、読み手のリズムが印象を
変えるのだろう。
絵本なんて
誰が読んでも同じかもしれない。
でも、母の声の高さや速度が自然に身体にしまってあるのだと
その時、強く感じたのだった。

まだ言葉をうまく操れない頃の声。
私にとって、「ころころころ」は忘れられない絵本の1冊となった。
今でも、時々開く。

今日も開いてみた。
何だか懐かしくて涙が出た。



「ころころころ」
元永定正 作 
福音館書店



さっちとゆっちに元永さんが亡くなったことを伝えた。
「会ったこともない人だけど、すごくお世話になった人なんだよ。」
「世間は、スティーブが亡くなったことの方が大きいかもしれないけど、
 ママは、元永さんが死んじゃったことの方がショック。」
と言うと、
「ママ、誰かが死んだとき、どっちの方が~とか言わないほうがよくない?
 どっちの人も今まで生きていたんだから。。」
とさっちに言われて、ちょっと慌てた。
それはそうだ。
三年生の娘からの指摘。


静かに、死を惜しむことにする。。












またしても

2010-05-25 | 絵本のこと

 

泣きたくて選んだ絵本。

 「あやちゃんのうまれたひ」を読んで

またしてもに続いて

またしても・またしても・・・泣きました。

 

今回はまた違う意味で。

 

最近、自分に余裕がなくて

モヤモヤやイライラをさっちを怒る時に

自分の感情も上乗せしてしまうことが多くあって。

怒った後に必ず自己嫌悪に陥るのに

昨日、また怒り過ぎてしまった。。

 

絵本を読んだ後、

「さっちは、お母さんになりたいと思う?」という質問に

「お母さんになったら、子どものことがよくわかるようになるから

お母さんになりたい。

それと・・・お母さんになったら、ママがどんなにツライ気持ちで

さっちを怒っているのかが、わかるから

お母さんになりたい。」

と、さっち。

・・・号泣でした。

 

「ごめんね、怒るのもツライけど、怒りすぎちゃって、もっとツライ。

本当はもっと優しいママでいたいのに。」

「ママは悪くないよ、ママは教えてくれるために怒っているんだから。。」

 

涙が止まらずにいると

「ママはオトナなんだから、怒りたくても我慢したほうがいいんじゃない?」

と、ゆっち。

笑いで涙が止まりました。

 

子どもたちに支えられてると、

またしても

思ったのでした。

 

 

 


ちいちゃいいもうと

2009-01-31 | 絵本のこと

 

わたしがまだ小さくて、わたしのきかんぼうのいもうとがもっと小さかったころ・・・・

というような文章から始まるお話。

「きかんぼのちいちゃいいもうと」のシリーズ。

去年のクリスマスにさっちに1冊プレゼントしてから、

さっちもゆっちも気に入って ただ今、3冊目を読んでおります。

 久々に絵本を読んで爆笑したのも、この絵本。

2人姉妹の話が、SとYのふたりのココロにすーっと入っていくのかも。。

 絵が酒井駒子さんなのもお気に入りの理由。

(私が、です。)

 

 一話読むのに、結構時間がかかるんだけど毎晩、

この時間を楽しみにしています。

 

 

きかんぼのちいちゃいいもうと その1 ぐらぐらの歯

きかんぼのちいちゃいいもうと その2 おとまり

きかんぼのちいちゃいいもうと その3 いたずらハリー

ドロシーエドワーズ さく 

渡辺茂男 やく

酒井駒子 え

福音館書店

 

         

 


ひきつけるもの②

2008-11-29 | 絵本のこと


そがしいよる
ばばばあちゃんのお話


さとうわきこ さく・え

福音館書店


何度も読んでます、ばばばあちゃんシリーズは
この絵本に限らず。

真剣に見入っているページ。



「ママ、こんなところにハサミおいてダメだよね?」とS。

大事なのは正しいことではなく
感じるココロなのだと教えられます。

 

 


ひきつけるもの

2008-11-29 | 絵本のこと


2~3ヶ月前から、ゆっちは「ばばばあちゃん」にハマっています。



そりあそび
ばばばあちゃんのお話

さとうわきこ さく・え

福音館書店

 


こどもにとって(娘たちにとって)
魅力的なものは
模範的なものではなく
大人が(私が)
「えっ?いいの?」って思うようなこともあるのだろうな、と
ばばばあちゃんにひきつけられている姿から
私もいろいろと勉強させられます。

「あったりまえのこんこんちき!」
「よしきた!まかしときぃ!」
「やあーだよ。やなこった」
ばばばあちゃんの言葉を場を弁えずに真似して
正直ヒヤッとすることがあります。
わかってくれている人が聞けばいいけど・・・

ひとりで絵本を読むことも増えてきたゆっち。
読んでいる姿がかわいくて、黙って聞いていると
「ばばばあちゃんは包丁でベッドの足を切りました」だって(笑)
のこぎりなんですけど。

もうひとつオモシロかったのは表紙を見てのSのことば。
「ゆきだるま、こんぶ貼ってるね」だって~。
すみなんですけど。

どちらも否定せずに笑っていた母です。