訪問看護で伺っている90代の方です。
訪問に伺うといつも「今度はどこの山に登るの?」っと聞いてきます。
目が見えないので、私の山の話しを楽しみにされています。
「今度は山に登った後、クロモジ楊枝を作ってきますね」っと言うと
「あら・・クロモジ楊枝、懐かしい。昔はよく使ったのよ。作ったら頂戴ね」っと。
ということで
可愛らしい楊枝入れに入れて差し上げました。
歪な楊枝も可愛い楊枝入れに入れて
一段と素敵になりました。
きっと今頃、触ったりしながら昔の楊枝とかなり違う楊枝に驚きながら
多くのことを想像していることと思います。
いくつになっても病気になっても残された身体的機能を
最大限に使って過ごすことは大切です。
目が見えなくたって想像する力は私以上なんです。
見習わなくっちゃ・・・・・・