今年ももう半分終わったんだな~などと思っていたら
あっつい・・暑い‥と言いながら
あっという間に3週間経ってしまいました!!
最近特に時の流れの速さを感じます。
6月の梅雨の時期に円覚寺に法話を聴きに行ってきました。
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自分の周りには沢山の宝がある。
それに気が付かずにいるのは
それを見つけられる心を持ってなからですよ・・・!
気付ける心を持とうね!というお話しでした。
不満の種はすぐ見つけるのにね。。。
幸せに生きていられるひとは
きっと宝を沢山見つけられる心を持っているからなんでしょう
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さてさて・・・今日はまたまた素敵なお話し。。。
緩和ケア病棟でアロマボランティアをしていた時のお話しです。
患者さんからとても素敵なお話しを聞けました。
とても素敵で聞きながら一緒に泣いてしまいました。
嫁に来てからお姑さんとの苦労が絶えず
それでも家族のために我慢に我慢をしてやってこられたようです。
数年前に病気になり治療もされたのですが
再発して効果的な治療がなくなってしまいました。
徐々に体が弱っていく中
お姑さんとの暮らしが耐えられなくなり
とうとううつ状態にもなって
入院されてこられたというのです。
入院したことで姑と離れ心が楽になったそうです。
夫には「私の最後のお願いです。もう家には帰りたくない」といったそうです。
困った夫は高齢の母親は施設に入れるから
帰ってきてほしいと言ったそうです。
そんなことを言ってくれるとは思わなかったので少し驚いていたそうですが・・・
でも誰が何と言おうと姑は絶対施設には行かないだろうと思ったので
「帰りません。。。」と返事をしたそうです。
その後家族でご本人のご両親が眠るお墓へ
お墓参りに行った時のことを話ししてくれました。
突然夫が墓前の前で
「お義父さん、お義母さん!すみません。
こんな病気にさせてしまったことを
お許しください・・・何でもしますからお守りください」
と言ってくれたそうです。
そんなことを自分の両親の眠る墓前で言ってくれるとは思わなかったので
ビックリしたそうです。
自分に対する想いを聞いたのも・・・
見たのも初めてだそうです。
今まで夫に姑との悩みを話しても何もしてくれない
しょうがないと諦めや恨みもあったけど
その言葉を聞いて思わず「ありがとう」と。
一時は一人病院で最期を迎えようと思っていたけど
もう少し夫のために生きてみようかと思ったそうです。
「家族のみんなが自分のことを色々考えて
家で過ごしやすいようにしてくれているので近々退院します」と・・・
その目はとても力強くゆるぎないものでした。
最期の最期で
心から「ありがとう」と言える相手がいるって
とても幸せなことですよ!と私に教えてくれました。
今まで精一杯姑との関係を我慢し頑張ってこられたこそ
今度は夫や子どもたちが守ってくれるのかもしれません。
感謝しながら死を迎えられることが
穏やかな生となるんだと感じました。
きっとお家に帰ってからも宝物を
沢山見つけることができることでしょう。
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