今日は緩和ケア病棟に伺ってきました。
定期的にアロマボランティアで伺っています。
最初の方は80歳ぐらいの男性でした。
初対面でもニコニコと笑顔です。
そばには娘さんがいらして和やかな雰囲気でした。
ご本人は酸素吸入をされており
話しをしていると息切れで辛そうなのですが
それでも笑顔で色々お話しをしてくださいます。
予約表にはハンド希望と書かれていましたが
直接伺うと「足が弱ってきたから足やってほしい」と
布団から足を持ち上げながら出してくださいました。
その動きをみると一見お元気そうなのですが
少し動いただけでも呼吸が苦しそうです。
ファーストタッチで
ビックリした様子で「温かい。。」と
それだけ下肢が冷えてました。
嬉しそうに始終笑顔でいらっしゃいました。
その様子をみていた娘さんが
「いい顔してるので写真を撮っていいですか?」と
そんなホンワカした空気の中で
アロマケアも終了するころ
患者さんに
「どうしてボランティアしてるの?」と聞かれました。
よく聞かれる質問です。
そのとき瞬時に思ったこと
「〇〇さんの笑顔が見たいからなんです」
そう答えると
一瞬目を瞑り、涙をこらえるようにして
「ありがとう」と言ってくださいました。
私たちアロマセラピストができること
温かな手のぬくもりを通して
安心感に包まれ穏やかになれる時間を提供すること
その時間を提供できた時
「よかった~」と
私自身も安心に包まれるのです。
仕事でもボランティアでも
そんなことどうでもいいのです。
(正直言えば仕事になればなおいいですが・・・)
「よかった~」という体験を多く積むことのほうが
セラピストとして幸せに生きてるって感じがするからです。