アロマナース 森の聲だより

最期の言葉

教育者であり人格者でもある彼は

亡くなる10日前にこう残していきました。

「心が広くなった。

心が一層広く深くなったとき、

私は一層、物事に、

不思議なものに、心が惹かれる。

(中略)

一人の男がしみじみと澄んだ気持ちで。

じっと心を澄ます。

それは、本当にすばらしい事ではないか。

他に何が聞こえてくるのだろうと、

何度も何度も繰り返し、

自分は自分自身に問うてみた。

それは、決してあきることのない、

楽しい質問であった。

それは、自分への問いかけであると同時に、

他者との対話でもある、

不思議な世界であった。」

幾度も読むたびに涙が溢れてきます。

痛みの中でどうしたらこんな穏やかな言葉が残せるのか。。。。

 

95歳の彼は

もの腰柔らかく、丁寧な口調で・・・・

そしていつも変わらない穏やかな表情で・・・・

迎えてくれます。

そばにいるだけで不思議と安心感に包まれるようでした。

ある日・・・「教えていただいたように毎日自分でマッサージして

この足を可愛がってやっているんですよ。次はどんな事をやったらよいか、

教えていただけないでしょうか?」っと

彼は自分の足を擦りながらとても丁寧に尋ねてきました。

前向きの彼の姿は、いつも私を元気にさせてくれました。

「生ある限り、人に安らぎと励ましを与える存在でありたい」

と言う彼の思いは・・・・・

まさしく安らぎと励ましを私に与えてくれてていました。

生前「うちの梅はいい梅ですから・・・・是非食べてみてください

もう私は作れませんので・・・」っと言われ、

数キロの梅を息子さんが収穫してくれていました。

沢山頂いた梅で梅干を作ってみました。

今では梅干を食べるたびに彼への感謝の気持ちでいっぱいになります。


二拠点生活始めたフリーのアロマナースの日々のこんな活動!

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